Minerva社会学叢書
大学生とボランティアに関する実証的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 595p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623036332
  • NDC分類 369
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
1995年に起きた阪神・淡路大震災や続いて日本海沖でのナホトカ号からの重油流出事故においても、多くの学生ボランティアが全国から駆けつけた。これらを契機に近年は大学でのボランティア教育が重視されるようになってきたが、ボランティア活動に関する研究が進んでいる欧米に比べると、日本の遅れは際立っている。このような現状のなか本書は大学生のボランティア活動についての実証的研究に基づき、学際的、そして多角的視野に立ち、災害時のみならず今後ますます必要となる環境保護や社会福祉を含む広範囲までもを大学生のボランティア活動の範疇に収めて論じる。さらに、大学生のボランティア活動の研究の積み重ねのための基礎的参考資料を提示する。

【目次】
はじめに
 I ボランティアと社会
1 地域社会とボランティア活動
2 カウンター・カルチャーとしてのボランティア
3 ボランティアの動機を問うということ
 II 大学生のボランティア活動の意識と実態
4 阪神・淡路大震災における大学生のボランティア活動に関する意識と実態
5 阪神・淡路大震災における大学生の救援活動の実態
6 大学生のボランティア活動と受け入れ施設・団体の対応に関する意識と実態
 III 大学におけるボランティア教育
7 日本におけるボランティア教育の取り組み
8 学生の地域体験とボランティア教育
9 アメリカの大学におけるサービス・ラーニング
10 授業としてのサービス・ラーニング
 IV ヨーロッパ・アジアのボランティア事情
11 イギリスにおける大学生ボランティアの支援体制
12 ドイツにおける学生ボランティアを取り巻く状況
13 アソシエーションとボランティア・ネットワーク
14 香港・韓国における「ボランティア」活動と大学
15 大学生のボランティア調査と今後の課題
付録
あとがき

内容説明

1995年に起きた阪神・淡路大震災や続いて日本海沖でのナホトカ号からの重油流出事故においても、多くの学生ボランティアが全国から駆けつけた。これらを契機に近年は大学でのボランティア教育が重視されるようになってきたが、ボランティア活動に関する研究が進んでいる欧米に比べると、日本の遅れは際立っている。このような現状のなか、本書は大学生のボランティア活動についての実証的研究に基づき、学際的そして多角的視野に立ち、災害時のみならず今後ますます必要となる環境保護や社会福祉を含む広範囲までもを大学生のボランティア活動の範畴に収めて論じる。さらに、大学生のボランティア活動の研究の積み重ねのための基礎的参考資料を提示する。

目次

第1部 ボランティアと社会(地域社会とボランティア活動―社会財の活用と互恵性の展開;カウンター・カルチャーとしてのボランティア ほか)
第2部 大学生のボランティア活動の意識と実態(阪神・淡路大震災における大学生のボランティア活動に関する意識と実態;阪神・淡路大震災における大学生の救援活動の実態―神戸商船大学を事例として ほか)
第3部 大学におけるボランティア教育―日本と外国の比較を中心として(日本におけるボランティア教育の取り組み―カリキュラムと指針の事例を中心として;学生の地域体験とボランティア教育 ほか)
第4部 ヨーロッパ・アジアのボランティア事情(イギリスにおける大学生ボランティアの支援体制;ドイツにおける学生ボランティアを取り巻く状況 ほか)

著者等紹介

佐々木正道[ササキマサミチ]
1944年秋田県生まれ。1980年プリンストン大学大学院社会学専攻博士課程修了。社会学博士。コロラド大学社会学部講師(1972年)。ミシガン大学社会学部講師(1978年)。文部省統計数理研究所客員教授(1985年、1994年)。仏国エックスマルセイユ大学経済学部客員教授(1988、1992、1994、1996、1998年)。フルブライト上級研究員(スタンフォード大学、1992年)。IIS(国際社会学機構)会長(1997‐2001年)。現在、兵庫教育大学教授
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