• ポイントキャンペーン

Minerva社会学叢書
震災ボランティアの社会学―“ボランティア=NPO”社会の可能性

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 324p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623035496
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
震災ボランティアとは何だったのか
阪神・淡路大震災時のボランティア活動を考察、〈ボランティア=NPO〉社会の可能性を探る。
本書は、ボランティア=NPO社会の可能性について、その原点としての、そしてまたその社会的実験室としての、1995年阪神・淡路大震災時のボランティア活動を詳細に吟味することを通じて考察するものである。震災の経験を十分にふまえることで、より現実性のある「ボランティア=NPO社会」論を構築することができ、またそれを試みなければならない。震災時のボランティア活動とは一体何だったのか、震災後数年過ぎた今だからこそ、その後のボランティア=NPOをめぐる動きとあわせて、あらためて検討し直す必要がある。

【目次】
緒言
序 章 ――問題と視点
 第1部 震災ボランティアはいかに動いたか
第1章 緊急避難期の震災ボランティア状況
    ――神戸市の概況
第2章 行政の対応と震災ボランティア
    ――神戸市長田区の事例 
第3章 リーダー・ミーティングによるボランティア・
    システムの形成――神戸市長田区の事例 
第4章 市民団体「ピースボート」の活動
    ――神戸市長田区の事例 
第5章 緊急支援システムと震災ボランティア
 第2部 生活再建期の震災ボランティア
第6章 生活再建期における震災ボランティア活動の
    再編――災害救援から復興支援へ
第7章 仮設住宅におけるボランティア
第8章 震災ボランティアのネットワーキング
    ――「市民活動」としてのボランティアへ
 第3部 〈ボランティア=NPO〉社会の可能性
第9章 震災ボランティアはいかに語られたか
第10章 阪神・淡路大震災から〈ボランティア=NPO〉
    社会へ
あとがき/引用文献/参考文献/索 引

内容説明

本書は、ボランティア=NPO社会の可能性について、その原点としての、そしてまたその社会的実験室としての、1995年阪神・淡路大震災時のボランティア活動を詳細に吟味することを通じて考察するものである。震災の経験を十分にふまえることで、より現実性のある「ボランティア=NPO社会」論を構築することができ、またそれを試みなければならない。震災時のボランティア活動とは一体何だったのか、震災後数年過ぎた今だからこそ、その後のボランティア=NPOをめぐる動きとあわせて、あらためて検討し直す必要がある。

目次

問題と視点
第1部 震災ボランティアはいかに動いたか(緊急避難期の震災ボランティア状況―神戸市の概況;行政の対応と震災ボランティア―神戸市長田区の事例(1)
リーダー・ミーティングによるボランティア・システムの形成―神戸市長田区の事例(2)
市民団体「ピースボート」の活動―神戸市長田区の事例(3)
緊急支援システムと震災ボランティア)
第2部 生活再建期の震災ボランティア(生活再建期における震災ボランティア活動の再編―災害救援から復興支援へ;仮設住宅におけるボランティア;震災ボランティアのネットワーキング―「市民活動」としてのボランティアへ)
第3部 “ボランティア=NPO”社会の可能性(震災ボランティアはいかに語られたか;阪神・淡路大震災から“ボランティア=NPO”社会へ)

著者等紹介

山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年生まれ。1993年九州大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、弘前大学人文学部助教授

菅磨志保[スガマシホ]
1971年生まれ。1996年東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター専任研究員。早稲田大学「地域社会と危機管理研究所」客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。