出版社内容情報
【内容】
「人生80年時代」といわれて久しい昨今、親として子にかかわり、同時に子として親にかかわるという「重層的な親子関係」が長期的に成立する。このように親子関係が長期化することで従来の近代家族イデオロギーのさまざまな矛盾や問題点が明らかにされている。
本書では、個別のライフコースを歩む個人としての認識から、あらためて「親であること」「子であること」の意味を問い直す。
【目次】
序 親と子
1 問われる親と子の絆
1. 親イメージの変遷と親子関係のゆくえ
2. 発達社会学から見た親子関係
3. 生殖技術とゆれる親子の絆
4. 母親になるということ
5. 人類学からみた親子関係の多様性
2 親子関係の現代的諸相
1. 子ども虐待の今日的背景
2. 「教育ママ」存立事情
3. 少子・未婚社会の親子
4. サンドイッチ世代の困難
5. 老親扶養と相続をめぐる親子紛争
3 親子関係への社会的サポート
1. 「子育て支援」の現状と論理
2. 家族介護と社会的介護
終 育てることと看取ること
文献紹介/索引
内容説明
「親であること」「子であること」の意味を個別のライフコースを歩む個人としての視点から問い直す。
目次
親と子―交錯するライフコース
第1部 問われる親と子の絆(親イメージの変遷と親子関係のゆくえ;発達社会学から見た親子関係;生殖技術とゆれる親子の絆 ほか)
第2部 親子関係の現代的諸相(子ども虐待の今日的背景;「教育ママ」の存立事情;少子・未婚社会の親子―現代における「大人になること」の意味と形の変化 ほか)
第3部 親子関係への社会的サポート(「子育て支援」の現状と論理;家族介護と社会的介護)
育てることと看取ること―ケアの意味づけ