出版社内容情報
【内容】
現状に対するオルタナティブ
「福祉国家の危機」以降、各国の動向は大きく揺れ動き変化してきた。
そしていま、青写真のない「第三の道」が求められている。
国別の縦割型の分析ではなく、福祉国家に共通する理論で、横断的に実際の政策レベルの諸問題をとりあげて、それらが揺らぎのなかでいかに変化していっているか、その諸相を解明する。
【目次】
はじめに
第1部 福祉国家の国際動向
1 世界における主要福祉国家の動態と展望
2 社会サービスの多元化と市場化
3 社会保障と構造調整
第2部 福祉国家の理念
4 福祉国家の危機と変容
5 福祉国家の規範理論
6 市民権の構造転換
第3部 福祉国家と社会サービス
7 社会保障と人権
8 コミュニティーケア憲章と新しい権利保障概念
9 住宅福祉のパラダイム転換
第4部 福祉国家の労働政策
10 福祉国家における労働政策と法
11 労働安全衛生と福祉国家
終 福祉国家研究の課題
内容説明
「福祉国家の危機」以降、各国の動向は大きく揺れ動き変化してきた。そしていま、青写真のない「第三の道」が求められている。本書は、国別の縦割型の分析ではなく、福祉国家に共通する理論で、横断的に実際の政策レベルの諸問題をとりあげて、それらが揺らぎのなかでいかに変化していっているか、その諸相を明らかにしていく。
目次
第1部 福祉国家の国際動向(世界における主要福祉国家の動態と展望―いずこへゆくか福祉国家;社会サービスの多元化と市場化―その理論と政策をめぐる一考察 ほか)
第2部 福祉国家の理念(福祉国家の危機と変容―P.ロザンヴァロンの所説に寄せて;福祉国家の規範理論―アファーマティブ・アクションと差異に敏感な社会政策 ほか)
第3部 福祉国家と社会サービス(社会保障と人権―社会福祉基礎構造改革の目指す理念;コミュニティーケア憲章と新しい権利保障概念―「ギャランティー」概念をめぐって ほか)
第4部 福祉国家と労働政策(福祉国家における労働政策と法―労働法と社会保障法の役割に関連して;労働安全衛生と福祉国家―分権的自律的福祉国家への歩み ほか)