出版社内容情報
【内容】
人の「行為」や「生き方」は情報処理論や認知科学で説明できるものではない。
「文化」に生きる人間は、その文化に根ざす「意味」とのたえざるかかわりにおいて「自己の物語」を紡ぎだしていく。
つねに人間研究のあるべき姿を探究しつづけてきたブルーナーが21世紀への希望を<意味の復権>に託した。
【目次】
序
謝辞
1. 人間研究のあるべき姿
2. 文化装置としてのフォークサイコロジー
3. 意味への参入
4. 自伝と自己
事項索引
人名索引
訳者あとがき
目次
第1章 人間研究のあるべき姿(認知革命の由来;文化と心理学 ほか)
第2章 文化装置としてのフォークサイコロジー(文化心理学とフォークサイコロジー;フォークサイコロジーの背景 ほか)
第3章 意味への参入(物語の力の達成;意味の生物学 ほか)
第4章 自伝と自己(「自己」をめぐる見解;自己研究の要件 ほか)