Minerva現代経済学叢書<br> 東アジアの国際分業と女性労働

Minerva現代経済学叢書
東アジアの国際分業と女性労働

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623027316
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C3333

出版社内容情報

【内容】
「労働力の女性化」現象の実際と特質を明らかにするため,現地における多国籍企業の雇用・労務管理,その背景にある社会・経済構造の問題点を課題別に分析し,理論的かつ実証的に考察する。第13回電気通信普及財団賞奨励賞受賞。

【目次】
序章 日本企業の海外進出と東アジアの国際分業
1 世界資本主義の三極構造と東アジアの国際分業
2 1970年代後半以降の東アジア地域における国際分業の進展
3 日本企業グローバリゼイションの課題と東アジアへの収斂

第1章 東アジア地域の国際分業と労働力の女性化
1 アジアNIEs、ASEANの経済発展と国際分業の進展
2 中国による開放経済体制の推進と国際分業の再編
3 東アジア地域における国際分業の進展と労働力の女性化

第2章 「日本型企業社会」と女性労働
1 日本的経営における女性労働の役割
2 日本型企業社会と労働力の女性化
3 国際分業の進展と女性労働

第3章 東南アジアの工業化とマレーシアの女性労働
1 マレーシアの工業化と女性労働者の就業構造
2 人手不足の顕在化と外国人労働者の導入
3 ペナン州地域の調査工場の概容
4 女性労働者の実情

第4章 中国経済開放体制下における女性労働
1 中国の女性労働力の沿革
2 女性就業の状況
3 女性就業の問題点
4 中国女性労働の現状と課題

第5章 最近の日本における女性縁辺労働力
1 「パートタイム労働」とは
2 産業の「空洞化」とパートタイム労働者
3 パートタイム労働の展望

あとがき
参考文献(各章末)
索引

内容説明

日本企業の進出によって急速に進展した東アジアにおける国際分業は、女性を中心とする未熟労働力の広範な利用を特色としている。本書はこの「労働力の女性化」現象の実態と特徴を明らかにするため、現地における多国籍企業の雇用・労務管理、その背景にある社会・経済構造の問題点を課題別に分析し、理論的かつ実証的に考察する。

目次

序章 日本企業の海外進出と東アジアの国際分業
第1章 東アジア地域の国際分業と労働力の女性化
第2章 「日本型企業社会」と女性労働
第3章 東南アジアの工業化とマレーシアの女性労働
第4章 中国経済開放体制下における女性労働
第5章 最近の日本における女性縁辺労働力