出版社内容情報
【内容】
化学者としての専門的な立場から正倉院の紙調査に従事してきた著者が，歴史・文学への広範な素養を背景に，日本古典文学の精華「百人一首」にことよせ，和紙のもつ深い魅力について語る和紙文化論。
【目次】
１ 秋の田の
２ 春過ぎて
３ あしびきの
４ 田子の浦に
５ 奥山に
６ かささぎの
７ 天の原
８ わが庵は
９ 花の色は
10 これやこの
11 わたの原
12 天つ風
13 筑波嶺の
14 陸奥の
15 君がため
16 立ち別れ
17 ちはやぶる
18 住の江の
19 難波潟
20 わびぬれば
21 今来むと
22 吹くからに
23 月見れば
24 このたびは
25 名にし負はば
26 小倉山
27 みかの原
28 山里は
29 心あてに
30 有明の
31 朝ぼらけ
32 山川に
33 久方の
34 誰をかも
35 人はいさ
36 夏の夜は
37 白露に
38 忘らるる
39 浅茅生の
40 忍ぶれど
41 恋すてふ
42 契りきな
43 逢ひ見ての
44 逢ふことの
45 あはれとも
46 由良の門を
47 八重葎
48 風をいたみ
49 みかきもり
50 君がため
内容説明
和歌にみる人・歴史・紙。化学者としての専門的な立場から正倉院の紙調査に従事した著者が、歴史・文学への広範な素養を背景に、日本古典文学の精華「百人一首」にことよせ、和紙のもつ深い魅力について語る和紙文化論。
