シリーズ・現代社会と家族<br> 家族・ジェンダー・企業社会―ジェンダー・アプローチの模索

シリーズ・現代社会と家族
家族・ジェンダー・企業社会―ジェンダー・アプローチの模索

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  • サイズ A5判/ページ数 234,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623025862
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
従来の家族研究方法に内在する問題点を批判的に考察しつつ,現代日本の家族を歴史的に位置づけ,かつ<企業社会>との相互連関構造を解明。第2回社会政策学会奨励賞受賞。

【目次】
第1部 「家族の危機」と家族研究
第1章 「家族の危機」と家族社会学
一 「家族の危機」をめぐる問題状況
二 「家族の危機」が提起するもの
第2章 ジェンダー・アプローチによる家族研究
一 〈近代家族〉論の視角
二 ジェンダー・アプローチによる挑戦
第2部 現代家族論の諸相
第3章 マルクス主義フェミニズムの家族論
一 マルクス主義家族論の根本問題
二 マルクス主義フェミニズム家族論の焦点
第4章 「家族賃金」という観念と現代家族
一 「家族賃金」という観念の歴史的役割
二 「家族賃金」観念をめぐる論議の検討
三 国家と「家族賃金」観念
四 現代家族研究の課題
第5章 生活変動のなかの現代家族
一 生活問題研究と家族
二 家族の現代的変動の意味するもの
三 〈近代家族〉と生活問題
四 「家族の危機」と生活問題
第6章 〈主婦の誕生〉と家事
一 フェミニズム理論における主婦
二 都市的生活様式の変動と女性
補論1 家事と女と男と「愛」
一 そして奥さまはいなくなった
二 家事と愛情の〈結婚〉
三 家事と愛情の〈離別〉
第3部 家族と〈企業社会〉
第7章 家族と〈企業社会〉という視角
一 戦後日本の家族変動と〈企業社会〉論
二 〈企業社会〉論へのアプローチ
第8章 家族と〈企業社会〉の現在
一 現代の「苦患労働」と相対的高賃金
二 家族の対応と夫の家族認識
三 日本型〈近代家族〉と〈企業社会〉
補論2 家族の物質的生活基盤と企業内統合
一 企業内人生と家族生活
二 家計構造と家族生活
三 三大生涯的生活課題の達成

内容説明

世界に名だたる長時間労働体制下の日本において、家族は解体の淵に立っているのか―本書は、従来の家族研究方法に内在する問題点を批判的に考察しつつ、現代日本の家族を歴史的に位置づけ、かつ「企業社会」との相互連関構造を明らかにする。ジェンダー・アプローチによる家族研究の到達点。

目次

第1部 「家族の危機」と家族研究
第2部 現代家族論の諸相
第3部 家族と「企業社会」