出版社内容情報
【内容】
情報化・国際化・高齢化が急速に進む中，男女のライフサイクルの変化は何を変えたのか。本書は，現代の「豊かさ」を問い，そのなかにひそむ「貧しさ」の側面を浮き彫りにし，しあわせの本質を問う。
【目次】
いまなぜ「生活問題か」――まえがきにかえて
第1章 現代と生活問題
1 生活の市場化とその「逆説」
2 市場下の生活とその無機質化
3 市場化のなかの日本的生活様式
4 現代の生活問題とその解決策
第2章 生活のなかの労働と余暇
1 生活様式として捉えた労働と余暇
2 生活時間のなかにみる労働時間と自由時間
3 労働と余暇の偏在
4 労働者の労働と余暇の実態
第3章 家族変動下の生活問題
1 生活問題研究と家族
2 家族の現代的変動の意味するもの
3 「家族の危機」と近代家族
4 現代日本と「家族の危機」
第4章 地域の生活問題
1 日本人の生活観と地域差
2 大都市生活圏――狂わせられる生活観
3 東京との「格差」に焦る地方都市
4 「暮らしにくい」状態から「暮らせない」状態へ
5 生活の地域差と生活要求
第5章 生活を支える収入と労働
1 今日の生活の枠組みとその特色
2 労働力人口の「女性化」と複線型家計収入の「標準化」への途
3 「高齢化社会」における労働からの引退と老後の収入
4 日本における家計収入構造の今日的特色
第6章 現代の生活様式と生活費
1 現代の生活様式とそれを規定するもの
2 家計の分化と現代の生活費の構成
3 現代の生活費問題
第7章 「企業社会」のなかの生活と労働
1 問われる「企業社会」の労働と生活
2 「働きすぎ社会」の現実と生活構造
3 企業社会の女性労働
4 企業社会と雇用平等
5 「企業社会」の転換と社会的生活基準
第8章 社会的共同生活手段としての生活保障政策
1 生活保障政策をめぐる今日的視点
2 生活保障政策の動向とその特徴
3 生活保障政策と低所得層問題の位置づけ
4 環境問題の提起するもの
5 生活の一般的条件としての生活保障政策
目次
第１章 現代と生活問題
第２章 生活のなかの労働と余暇
第３章 家族変働下の生活問題
第４章 地域の生活問題
第５章 生活を支える収入と労働
第６章 現代の生活様式と生活費
第７章 「企業社会」のなかの生活と労働
第８章 社会的共同生活手段としての生活保障政策
