出版社内容情報
【内容】
戦後のグランドデザインは様々な面でその破綻が明らかになっている。その成立の背景，破綻の諸相とその原因の分析を通して，日本の国家としての真の自立を願い，新たな統合原理を徹底追求。
【目次】
第1章 成立
1 ポツダム宣言と交換公文
2 占領
3 経済力の破壊
第2章 占領憲法の制定
1 昭和二一年に制定された憲法をどう呼ぶか
2 憲法制定の経過
3 「日本国国民の自由に表明せる意思」か
4 マッカーサー原案と成立憲法との対比
5 占領憲法制定のねらい
6 憲法制定の正当性
7 第九条
8 統治機構
9 占領憲法の効力
第3章 構成
1 グランドデザインの意義
2 半国家
3 擬似統合原理としての会社主義
4 福祉国家と「ウラの福祉国家」
第4章 破綻
1 安全保障の崩壊―半国家主義の国際的側面
2 統治機構の機能不全―半国家主義の国内的側面
3 経済摩擦と国民生活
（付） 時代劇の意味するもの
第5章 挑戦
1 日本人による日本人のための憲法
2 国家民族を通しての国際主義
3 社会の変革
4 新しい課題
5 世界における日本
付表
表1地域別受益負担比率／表2人口・受益・負担構成比／表3行政投資額構成費／表4国税（税目別）構成費
付録 マッカーサー原案と現行憲法
内容説明
政治腐敗を生む権力構造、豊かさの実感乏しい国民生活、国際政治の現実から乖離し信頼を失う政治体制。今や戦後のグランドデザインはさまざまな面でその破綻が明らかになっている。その成立の背景、破綻の諸相とその原因の分析を通して、日本の国家としての真の自立を願い、新たな統合原理を徹底的に追求した力作である。
目次
第１章 成立
第２章 占領憲法の制定
第３章 構成
第４章 破綻
第５章 挑戦
付録 マッカーサー原案と現行憲法
