1940年代ヨーロッパの政治と冷戦

1940年代ヨーロッパの政治と冷戦

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784623021734
  • NDC分類 319.3
  • Cコード C3031

出版社内容情報

【内容】
第2次大戦後の東西ヨーロッパ諸国の国内政治体制形成期において「冷戦」はどのような役割を果たしたのか。1940年代の国際関係を政治史,外交史,経済史など多様な視点から詳細に跡づけ,「冷戦」の歴史的起源を解明。

【目次】
第一部 超大国
第一章 大国の外交と戦後ヨーロッパ政治体制の形成
――ヨーロッパ分極化の過程一九四一~四九年――  石井 修
1 権力政治の外交
2 ヤルタとその後

第二章 ソ連のヨーロッパ政策
――対独コンテキストから冷戦コンテキストへ――  岩田賢司
1 ソ連のヨーロッパ戦後構想
2 対独コンテキストにおける協調と対立
3 アメリカの対ソ封じ込め政策
4 ソ連の冷戦コンテキストへの傾斜
5 冷戦構造の成立

第二部 東ヨーロッパ
第三章 チェコスロヴァキア亡命政権の形成と政策
――E・ベネシュの認識と行動を中心に――  林 忠行
1 両大戦間期のベネシュ外交
2 ロンドン亡命政権の設立と承認
3 国家連合構想をめぐって
4 ソ連=チェコスロヴァキア条約

第四章 ハンガリーの人民民主主義期における社会経済と統治機構
――農村協同組合の再編に関する事例と立法をてがかりとして――  家田 修
1 臨時国民政府の成立と人民民主主義
2 戦前・戦中のキシュマルヤ村ハンジャ協同組合
3 人民民主主義期におけるキシュマルヤ村ハンジャ協同組合
4 新協同組合法制定と二つの自治原理

第三部 西ヨーロッパ
第五章 イタリアにおける戦後体制の形成と冷戦
――戦後秩序の形成と反ファシズム連合の崩壊――  高橋 進
1 反ファシズム連合とパルリ政権
2 第一次デ・ガスペリ内閣の成立
3 冷戦とデ・ガスペリ
4 レジスタンスの歴史的遺産と戦後改革

第六章 フランスにおける戦後地方制度改革と冷戦
――第四共和制憲法第十章をめぐって――  川崎信文
1 戦後政治勢力の編成と地方フランス
2 地方制度改革の構想と憲法第十章の成立
3 「三党政治」の解体と「共和制の危機」
4 憲法第十章の「挫折」

第四部 分断国家
第七章 ドイツ分断の決定
――米国のイニシアティヴとドイツ側の対応を中心にして―― 安野正明
1 ドイツの占領体制
2 ドイツ分断への道
3 一九四八年夏の決定

内容説明

第二次大戦後、東西ヨーロッパ諸国の国内政治体制はどのように形づくられたのか、その形成において「冷戦」はどのような役割を果たしたのか―。本書は、1940年の国際関係を政治史、外交史、経済史など多様な視点から詳細に跡づけるなかで、戦後「冷戦」の歴史的起源を明らかにする。

目次

第1部 超大国(大国の外交と戦後ヨーロッパ政治体制の形成―ヨーロッパ分極化の過程1941~49年;ソ連のヨーロッパ政策―対独コンテキストから冷戦コンテキストへ)
第2部 東ヨーロッパ(チェコスロヴァキア亡命政権の形成と政策―E.ベネシュの認識と行動を中心に;ハンガリーの人民民主主義期における社会経済と統治機構―農村協同組合の再編に関する事例と立法をてがかりとして)
第3部 西ヨーロッパ(イタリアにおける戦後体制の形成と冷戦―戦後秩序の形成と反ファシズム連合の崩壊;フランスにおける戦後地方制度改革と冷戦―第4共和憲法第10章をめぐって)
第4部 分断国家(ドイツ分断の決定―米国のイニシアティヴとドイツ側の対応を中心にして)

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