出版社内容情報
【内容】
姉妹編『西洋の歴史〔近現代編〕』と同様、基礎知識の提供を第一としながら、各節に「歴史の探究」欄を設け、より深い関心が育まれる構成にした。最新の社会史の成果もとり入れた、幅広い読者層への好個のテキスト。
【目次】
〔第I部 古代編〕
第１章 古代オリエント
１ 西アジア諸国の興亡
２ エジプト王国の展開
３ 地中海沿岸の諸民族
４ 世界帝国の時代
第２章 ギリシア世界の成立と展開
１ エーゲ文明からポリス世界へ
２ アテナイ国制史
３ 戦争と同盟
４ アレクサンドロスの遠征
５ ギリシア文化の成立と展開
６ ポリス世界の変容と終焉
第３章 ローマ帝国
１ 共和政時代の政治と社会
２ 元首政と帝国の繁栄
３ ローマ帝国の分裂
４ キリスト教の発展
５ ローマ法
〔第II部 中世編〕
第４章 ヨーロッパ中世世界の成立
１ ゲルマン民族の大移動
２ ラテン・キリスト教世界の成立
３ カロリング帝国と神聖ローマ帝国
４ ビザンツ帝国
第５章 ヨーロッパ中世世界の確立
１ 封建社会の展開
２ グレゴリウス改革
３ ローマ教皇と中世国家
４ 中世都市の成立
５ 一二世紀ルネサンス
６ 宗教運動・異端運動
第６章 ヨーロッパ中世世界の崩壊
１ 都市社会の転換
２ 農村社会の転換
３ 国民国家の萌芽
４ ラテン・キリスト教世界の動揺
５ 中世末期の文化
附論 「中世」の時代概念・「中世」の意味するもの
目次
第１部 古代編（古代オリエント；ギリシア世界の成立と展開；ローマ帝国）
第２部 中世編（ヨーロッパ中世世界の成立；ヨーロッパ中世世界の確立；ヨーロッパ中世世界の崩壊）
附論 「中世」の時代概念・「中世」の意味するもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いりあ
5
大学の教科書として使用していました。古代オリエントから始まり、ギリシア、ローマとヨーロッパを中心に中世までがコンパクトにまとめられています。その分、基礎的な知識を持っていることが前提になっているので記載を省略されている感じです。でも、俯瞰するにはとても良いと思います。
カラス
0
大学で使われることを想定した歴史教科書。といっても、ただ事実を並べ立てるような詳しい本ではなくて、時代ごとにテーマを立てて語るというスタンスなので、決して読みにくくはなく、一応読み物になっている。目から鱗とか、巻を措く能わずとか、そういうのは一切ないが、基礎知識をきちんと確認するうえでは有用。たまにはこういった、味も素っ気もない本を読むのも良いものです。2018/11/27
