内容説明
日本の高い生産性には、それなりの技術的基礎がある。変化と異常への対処にすぐれた、知的熟練がある。それが技術的なものであるから、他国によく説明もできるし、他国に伝えることもできる。国際的にそうした努力を重ねていかないと、日本の雇用とくらしがもたない。こうした想いが、この本をつくる動機である。
目次
第1章 大型小売業における技能形成
第2章 女子労働者昇進の可能性―スーパー調査の事例から
第3章技術者の人材形成
第4章 英・米の技術者市場は競争的か
第5章 機械加工職場の技能形成―重機・重電の場合
第6章 日本のOff‐JT
第7章 マイクロエレクトロニクス機械と知的熟練
第8章 オーストラリアにおける技能形成
第9章 フランスの技能形成
第10章西ドイツの職業訓練
第11章 イギリスの職業訓練
第12章 ユーゴスラヴィアの職業訓練