出版社内容情報
【内容】
高度成長以後,国民生活の諸領域で人間相互の絆が希薄化した今日,家族生活と地域生活の危機的変化への対応が求められている。本書は,事例研究によってこの変化の諸相を探りながら,理論的接近を試みた共同研究である。
【目次】
第1編
1 家族・地域生活を考える
1 いま、なぜ「家族と地域」か
2 「家族と地域」の捉え方をめぐって
3 人間にとって家族とは何か
4 人間にとって地域とは何か
5 家族・地域生活を考える視角
2 家と村
1 「家・村」論と農村社会学
2 家
3 村
4 家と村を結ぶもの
3 高度経済成長と家族生活
1 家族生活の変化
2 家族生活の新しい特質
3 「家族の危機」が提起するもの
4 戦後日本の地域政策と地域社会
1 地域社会と地域政策
2 戦後日本の地域政策
3 戦後日本の地域社会の変化
第2編
5 占領体制下の地域住民生活
-東京における「新」町内会の叢生過程と活動の実態に即して-
1 敗戦前夜の地域住民生活
2 占領体制の確立と「新」町内会の叢生過程
3 占領体制下の地域住民生活(1)
-日本橋2丁目通町会の活動の実態に即して-
4 占領体制下の地域住民生活(2)
-郊外地区赤羽郷運営協議会の活動の実態に即して-
6 地域政策・地域計画と地方都市(圏)
-岡山県津山定住圏の事例-
1 地方都市(圏)と定住圏構想
2 津山圏域と地域政策・計画の展開
3 津山定住圏の現状と課題
7 ニュータウンにおける人間構造
-近畿圏の二つのニュータウンの事例から-
1 ニュータウンとはなにか
2 ニュータウン居住者の移動と定住
3 高密度高層ニュータウンと人間
4 ニュータウンの将来と家族
8 高齢者と地域社会
-名古屋市の事例から-
1 わが国の高齢化と扶養問題
2 名古屋市の都市発展と高齢化
3 家族扶養と地域の共同性
結び 地域比較の基本方向-今後の課題
1 理論的課題をめぐって
2 地域比較の具体的課題
目次
1 家族・地域生活を考える
2 家と村
3 高度経済成長と家族生活
4 戦後日本の地域政策と地域社会
5 占領体制下の地域住民生活-東京における「新」町内会の叢生過程と活動の実態に即して
6 地域政策・地域計画と地方都市(圏)-岡山県津山定住圏の事例
7 ニュータウンにおける人間構造-近畿圏の2つのニュータウンの事例から
8 高齢者と地域社会―名古屋市の事例から