神話論理〈4‐2〉裸の人〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 896,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622081555
  • NDC分類 389
  • Cコード C1010

出版社内容情報

『神話論理』全4巻5冊:完結
第1巻 生のものと火を通したもの
第2巻 蜜から灰へ
第3巻 食卓作法の起源
第4巻 裸の人1・2

内容説明

北アメリカ北西海岸にふたたび見いだされた「鳥の巣あさり」そして人類のただひとつの神話へ。他者の思考をできるかぎり完全無欠に了解可能とするために。ライフワーク『神話論理』の完結。

目次

第5部 苦い知(天界の訪問;ふたりの盲人;コスモポリタニズムと外婚制)
第6部 源流にさかのぼって(火と雨;結合)
第7部 神話の黎明(二項操作子;ただひとつの神話)
終曲

著者等紹介

レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード][L´evi‐Strauss,Claude]
1908‐2009。ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935‐38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員

吉田禎吾[ヨシダテイゴ]
1923年生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東京大学名誉教授。文化人類学

渡辺公三[ワタナベコウゾウ]
1949年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。立命館大学教授。文化人類学

福田素子[フクダモトコ]
1947年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家

鈴木裕之[スズキヒロユキ]
1965年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。国士舘大学教授。文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

7
群論から発想された連続群/自然は、「調和」や「目的論的理性」のように解釈可能だ。が、不連続で構成される文化が編み出す線状性にこの群をおくと、文化は自身を連続性を切断する退化と解する。一方、自然と文化だけでなく、言葉による伝達過程にも変換群はある、と本書はいう。母系の妻方居住部族の神話は母が主人公の存在を認めるが、同じ母系のティンビラ族の異文では父親が認める。対称性や反転等の変換は文化にも起こりうる。このとき世界はノード変換され続けるハイパーテクストである(蜘蛛の巣的2次元よりルービックキューブ的3次元)。2018/08/07

Z

4
神話の収集であるが、全四巻、2000ページ越え、で今は真面目に読んでいる時間はない。これはひとまず解説本ですます。レビストロースさんごめんなさい。いつか戻ってきます。 2015/04/25

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