神話論理〈4‐1〉裸の人〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622081548
  • NDC分類 389
  • Cコード C1010

内容説明

全巻800余の神話はすべて、人類の自然から文化への移行という大テーマをめぐる変奏曲であった。本来数巻分にあたる内容を凝縮したといわれ、最も難解として知られるシリーズ最終巻第一分冊。

目次

第1部 家族の秘密(隠された子供;狂った女と賢い乙女)
第2部 こだまのゲーム
第3部 私生活情景(好色な祖母;終生変わることなく;「…これから双生の鏡の中に」)
第4部 地方生活情景(溶ける魚;市の立つ場所;騒がしい料理見習い;歯移設物の活用法について)

著者等紹介

レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード][L´evi‐Strauss,Claude]
1908年ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935‐38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員

吉田禎吾[ヨシダテイゴ]
1923年生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東京大学名誉教授。文化人類学

木村秀雄[キムラヒデオ]
1950年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。東京大学大学院総合文化研究科教授。文化人類学

中島ひかる[ナカシマヒカル]
1956年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。東京医科歯科大学教養部教授。18世紀フランス文学

廣瀬浩司[ヒロセコウジ]
1963年生まれ。東京大学大学院中途退学。パリ第一大学博士(哲学)。筑波大学准教授。フランス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
第3巻は解剖と技術を不連続な文化の特徴として抽出した。変換群である火を通して、連続的な自然への距離を見出す著者は、人間同士の社会にあるモラルと異なる自然に対する倫理を見出す。邦訳で2巻に分かれる後続の本巻では、自然をどこまで解剖=不連続にするのかという倫理の課題は、不連続的な言葉でどこまで自然を語るかという実践となる。名づけえぬ自然を言葉に切り分け意味に固定する力を抑え、変換の力を前景化する著者は、インセストにまつわる「鳥の巣あさり」と「アビ女」の神話に、主導的な男/女、空間での上/下の対立や反転を見る。2018/08/07

メルセ・ひすい

1
半端じゃない・・・ 本物は2009/12/28

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