内容説明
市民的自由を説いた『自由論』で知られる19世紀イギリスの先駆的思想家。自らの精神の来歴を率直に書きとどめて近代日本でも広く読まれた古典の画期的新訳。
目次
第1章 子供時代と早期教育
第2章 早期教育の内面的影響―父の性格と価値観
第3章 父の教育の最終段階―自己研鑽の開始
第4章 青年時代の執筆活動―ウェストミンスター・レビュー
第5章 精神の一大危機―思想の新しい展開
第6章 生涯で最も大切な交友の始まり―父の死―一八四〇年までの執筆活動など
第7章 その後の人生
著者等紹介
ミル,ジョン・スチュアート[ミル,ジョンスチュアート][Mill,John Stuart]
1806.5.20‐1873.5.8。イギリスの哲学者・経済学者。ジェームズ・ミルの長男として幼時より父から古典教育を受ける。十代から長年にわたって東インド会社で勤務。そのかたわら多分野におよぶ著作によって、同時代と後世の社会民主主義・自由主義思想に多大な影響を与えた。ベンサム、リカード、ヒュームらとの知的交流や社会改革の情熱はよく知られるところで、日本でも明治期からよく読まれた著作家である
村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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