怪物君

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怪物君

  • 吉増 剛造【著】
  • 価格 ¥4,620(本体¥4,200)
  • みすず書房(2016/06発売)
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  • サイズ B5判/ページ数 157p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784622079866
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

大震災から五年、渾身の力で書き続けられた詩の一群「怪物君」。生者と死者が交わる場所から、途方もないヴィジョンが出現する。60年代から現在に至るまで、現代詩の最先端を疾走する詩人中の詩人、吉増剛造。大震災からの五年、渾身の力を込めて書き続けられた一連の詩「怪物君」。本にするのは不可能といわれてきた詩の群れがついに詩集のかたちになる。震災の後に見た光景、土地の記憶、人々の声、古今東西の言葉……。生者と死者が交わる場所に途方もないヴィジョンが立ち上がる。囁くように、叫ぶように、音楽のように、あらゆる声が響き渡る、世界に対する詩人の応答。

吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年東京生まれ。24歳のとき詩集『出発』でデビューして以来、現代詩の最先端を疾走し続けている。
おもな詩集に、『黄金詩篇』(1970年、高見順賞)、『熱風 a thousand steps 』(1979年、歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)、『花火の家の入口で』(1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(1998年、芸術選奨文部大臣賞)、『ごろごろ』(2004年)、『表紙omote-gami』(2008年、毎日芸術賞)など。2016年に『我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!』、『GOZOノート』(全3巻)、『心に刺青をするように』を刊行、秋にAlice Iris Red HorseがNew Directionsから刊行予定。

内容説明

タレカガ、ドコカデ、…タダ、テヲカザシテイルダケデ、ソレデヨイ、…誰かが、何処かで、…ただ、手を翳しているだけで、それでよい、…詩はここまで到達した!

著者等紹介

吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年東京生まれ。1964年に『出発』(新芸術社)でデビューして以来、現代詩の最先端を疾走し続けている。おもな詩集に、『黄金詩篇』(思潮社、1970年、高見順賞)、『熱風α thousand steps』(中央公論新社、1979年、歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(思潮社、1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(河出書房新社、1990年、詩歌文学館賞)、『花火の家の入口で』(青土社、1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(集英社、1998年、芸術選奨文部大臣賞)、『表紙omote‐gami』(思潮社、2008年、毎日芸術賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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袖崎いたる

5
粒焼きの津波。寄せては消える波の音。これは音読できんのかね? 目と胸の汀へと佇んでればいいのかい? 詩ってほんとに意味じゃないんだなぁ。物質?物資、津?物資津波? あぁ…膨らんでは凋もうというのか。読後の残念。2021/03/25

くにお

2
美術品のつもりで購入した一冊。これを読むというのはどういう体験だろうか。単純に「読書」という体験ではななかった気がする。少なくともこれまでに得たことのない体験であったことは確か。詩には言葉にならないものをなんとか言語化するという側面があると思うが、震災が生み出した「怪物君」の言葉はもはや人間言語になっていない部分が多い。この世ならざる世界の「ことば」が浮遊している。リフレインされる「ありす、あいりす、あかうま、あかぎ」のリズムは大地から湧き出る念仏のように聞こえる。2018/07/02

pushuca

1
私がこの詩集を選んだのではない。私がこの詩集に選ばれたのだ。2024/03/19

hiratax

1
国立近代美術館で展示を見てから詩集を読む。生原稿も見たんだけれど、実際カタカナの注釈?は極小の文字で記されている。絵の具がぬりたくられて乾いた原稿用紙、コピー用紙は海苔みたいだった。「なんとなくわかる」と「ちょっとなにいってるかわかんない」(サンドウィッチマン富澤)の狭間。ひとまず著作は随時読んでいきたい。2016/08/16

白いハエ

0
内面の底に穴が空くと、聞き届けられることのない声が溢れてくるのだろう。連綿と続く、途方もない言い淀み。言葉が現実の淵スレスレにぶち当たって、立ち止まることを余儀なくされる、その瞬間の光の照り返し。万葉仮名ハングル英語フランス語を手当たり次第使って綴られる詩は、意味が砕け散っているようにしか見えないが、そこには何かがあるのだ…と結局、頁を進めてしまう指が傍証している。吉増剛造の言葉の力を漏らさないための繊細な本造りの労も合わせ、これだけの本がまだ出版され得ると励まされる気分だ。2019/02/08

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