正義はどう論じられてきたか―相互性の歴史的展開

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正義はどう論じられてきたか―相互性の歴史的展開

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  • サイズ A5判/ページ数 257,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078906
  • NDC分類 158
  • Cコード C1031

出版社内容情報

「相互性」という概念の系譜をたどり、今日の正義をめぐる議論を功利主義・義務論の二項対立から解き放つ。正義論の最良の見取り図。

18世紀末以降、正義をめぐる議論は功利主義と義務論の二つの立場へと収斂されてきた。しかし、正義をこの二つの立場にのみ基づいて語るならば、それ以前の4000年にわたる正義をめぐる思想を無視することになる。本書は、古代の法や思想に見られる正義の源流に遡り、「相互性」という概念に着眼し、今日の正義をめぐる議論を功利主義・義務論の二項対立から解き放つ。正義論の最良の見取り図。

内容説明

今日の正義をめぐる議論は、功利主義と義務論の二つの立場でのみ語るべきなのだろうか?古代の思想を紐解き、「相互性」という第三の視点から壮大な歴史を捉え直す、正義論の新たな見取り図。

目次

第1章 正義の地勢図
第2章 プラトン『国家』における目的論と教育
第3章 アリストテレスの正義の理論
第4章 自然から人為へ―アリストテレスからホッブズへ
第5章 効用の登場
第6章 カントの正義の理論
第7章 社会正義という考え
第8章 公正としての正義の理論

著者等紹介

ジョンストン,デイヴィッド[ジョンストン,デイヴィッド] [Johnston,David]
1951‐。コロンビア大学政治科学部教授。政治思想研究国際学会代表、ニューヨーク政治学会会長などを歴任

押村高[オシムラタカシ]
1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。政治学博士。青山学院大学国際政治経済学部教授。専門は政治学、政治思想史、国際関係論

谷澤正嗣[ヤザワマサシ]
1966年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。政治学修士。早稲田大学政治経済学術院准教授。専門は政治理論

近藤和貴[コンドウカズタカ]
1978年群馬県生まれ。Boston College修了。Ph.D.日本学術振興会特別研究員(PD)。専門は政治学、政治思想史

宮崎文典[ミヤザキフミノリ]
1980年岡山県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。文学博士。青山学院大学非常勤講師。専門は哲学・倫理学、特に古代ギリシア哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

30
2011年初出。本書の目的:西洋世界において有史以来人々のイマジネーションを支配してきた主要な正義論を取り上げ、要約し、正確に移す勢力図を提供(ⅳ頁)。正義の考え方の歴史は、大部分が社会の地勢図が構想されてきた仕方の変化の歴史(38頁)。アリストテレスの結論:共同の企てに参加する者は、企てに対する彼らの貢献に比例して利益を受け取るべきだというもの(72頁)。キケロによれば、人間は自然によってお互いから正義の理解を獲得し、共有すべく設計されている。2016/01/22

在我壷中

1
過年、マイケルサンデル著『これからの「正義」の話をしよう』と賑わすのかと。 戦後70年、『平和』『自由』『権利』『平等』と今将に我が国へ、私には『勝手為る』と『気儘為る』と・・・『政争の具』『論争の愚』と・・・『正義』とは!考える時へ在るのかと2015/08/13

つばな

0
西洋の正義思想というものに的を絞って、深く、それでいて俯瞰的に論じる。大変面白かった。が、完全には理解できていないのはよく分かるのでまた時間をおいて読み直したい。バランスのとれた相互性、ということについて考えていきたい。2021/02/14

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