ドイツ反原発運動小史―原子力産業・核エネルギー・公共性

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ドイツ反原発運動小史―原子力産業・核エネルギー・公共性

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077220
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

原子力エネルギーをめぐる問題を厳密に分析し続けてきたドイツ指折りの歴史家の論考集。脱原発への指針を示唆するたいへん重要な本。

内容説明

なぜ、ドイツの反原発運動は成功したのか。市民の抗議と情報の流れが、いかに原子力のリスクに反応し、公共性の欠如を克服したのかを検証する。

目次

あれから一年、フクシマを考える
ドイツ反原発運動小史
核エネルギーの歴史への問い―時代の趨勢における視点の変化(一九七五‐一九八六年)
ドイツ原子力産業の興隆と危機一九四五‐一九七五年―結論 研究成果と実践的な諸帰結
原子力・運動・歴史家―ヨアヒム・ラートカウに聞く

著者等紹介

ラートカウ,ヨアヒム[ラートカウ,ヨアヒム][Radkau,Joachim]
1943―。ドイツの歴史家。ミュンスター、ベルリン自由大学、ハンブルクの各大学で歴史学を修める。フリッツ・フイッシャー(ハンブルク)のもとで1970年に博士号取得。1974年にヴェストファーレン=リッペ教育単科大学で、1981年にビーレフェルト大学で教授資格を取得。1980年からビーレフェルト大学歴史・哲学・神学部教授(2009年に定年退官)

海老根剛[エビネタケシ]
1971年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科表現文化学専修准教授。専門は20世紀ドイツ文化研究・映像論

森田直子[モリタナオコ]
1971年岡山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、ドイツ・ビーレフェルト大学歴史・哲学・神学部で博士号取得。立正大学兼任講師。専門はドイツ近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

19
2012年初出。原発への怖れは原爆への不安と関係している(46頁)。政治と経済は科学に拠り所を求め、科学のほうも政治と経済を支えに求めたという、相互依存関係であった戦後~75年の時代(107頁)。2022年にはドイツは廃炉に決めたその歴史を見るのは日本が再稼働に輸出という方針とは全く違った視点を提供しているのではないだろうか? 将来進むべき道には複数の選択肢があることを認め、複数のシナリオを考察すること。 2014/09/12

メルセ・ひすい

5
なぜドイツの反原発運動は成功したのか。ドイツを代表する環境史家ヨアヒム・ラートカウが、市民の抗議と情報の流れがいかに原子力のリスクに反応し、公共性の欠如を克服したのかを検証。ラートカウのインタヴューも収録。内容…あれから一年、フクシマを考える ドイツ反原発運動小史 核エネルギーの歴史への問い-時代の趨勢における視点の変化(一九七五-一九八六年)- ドイツ原子力産業の興隆と危機一九四五-一九七五年-結論 研究成果と実践的な諸帰結- 原子力・運動・歴史家-ヨアヒム・ラートカウに聞く- 2013/01/03

yu01

1
ドイツの反原発運動40年史。60年代からの市民・経済・政治レベルの相互影響が徐々に反原発の土台(原発リスクの認識、エネルギー政策、EU内連携etc)を作っていった末の00年脱原発政策、11年の全原発廃炉決定だとわかる。オルタナティブがほぼ整った上での決定。2012.11刊。著者自らも運動家であるからか、各時代の運動を建設中止などの成果によって失敗/成功と冷静に評価し次に繋げようとする姿勢が新鮮だった。日本を省みるなら、いまの反原発運動(逆に原発推進運動も)は失敗、は前提で、その先の問いが大事と。2013/07/20

Kazuha Harada

1
日本における脱原発運動を外から見る点で大変勉強になりました。わが身を客観化するのはとても難しいので。ざっくりいうとドイツの反原発運動の成功要因は、アメリカにおける反原発運動との結合、学生運動と環境運動の融合など、孤立化からの脱出に大きな原因にあり、日本との共通する。ドイツ固有なのは、1970年代にのドイツでは石炭資源に恵まれていたこと、当時は温暖化対策の要請がなかったこと。私はもう1つ、ドイツの脱原発は明確な敵をなかったけれども、日本の場合は、東電が攻撃対象になってしまっているという点も大事だと思う。2012/11/24

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