出版社内容情報
原子力エネルギーをめぐる問題を厳密に分析し続けてきたドイツ指折りの歴史家の論考集。脱原発への指針を示唆するたいへん重要な本。
内容説明
なぜ、ドイツの反原発運動は成功したのか。市民の抗議と情報の流れが、いかに原子力のリスクに反応し、公共性の欠如を克服したのかを検証する。
目次
あれから一年、フクシマを考える
ドイツ反原発運動小史
核エネルギーの歴史への問い―時代の趨勢における視点の変化(一九七五‐一九八六年)
ドイツ原子力産業の興隆と危機一九四五‐一九七五年―結論 研究成果と実践的な諸帰結
原子力・運動・歴史家―ヨアヒム・ラートカウに聞く
著者等紹介
ラートカウ,ヨアヒム[ラートカウ,ヨアヒム][Radkau,Joachim]
1943―。ドイツの歴史家。ミュンスター、ベルリン自由大学、ハンブルクの各大学で歴史学を修める。フリッツ・フイッシャー(ハンブルク)のもとで1970年に博士号取得。1974年にヴェストファーレン=リッペ教育単科大学で、1981年にビーレフェルト大学で教授資格を取得。1980年からビーレフェルト大学歴史・哲学・神学部教授(2009年に定年退官)
海老根剛[エビネタケシ]
1971年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科表現文化学専修准教授。専門は20世紀ドイツ文化研究・映像論
森田直子[モリタナオコ]
1971年岡山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、ドイツ・ビーレフェルト大学歴史・哲学・神学部で博士号取得。立正大学兼任講師。専門はドイツ近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
メルセ・ひすい
yu01
Kazuha Harada