出版社内容情報
『アメリカのデモクラシー』読解を中心に、その生涯と研究史を追跡、現代に生きるトクヴィルの多面的な姿を描いた第一人者による論集
フランスの歴史家アレクシ・ド・トクヴィル(1805-59)への評価は高まるばかり。そこで、『アメリカのデモクラシー』の翻訳はじめ、トクヴィル研究第一人者として知られる著者のトクヴィル論をここに集成する。伝記的研究から重要著作の読解、多面にわたる現代的意味までを縦横に描く。
内容説明
21世紀にToquevilleは何を語りかけてくるか。『アメリカのデモクラシー』『アンシャン・レジームと革命』読解や研究史の分析から、生きた全体像を提示する。
目次
第1章 政治思想における古典の力―『アメリカのデモクラシー』の場合(古典としての『アメリカのデモクラシー』の読み方について;政府の経済性および政治腐敗について ほか)
第2章 革命とデモクラシーの間―『アンシャン・レジームと革命』へ(トクヴィルと革命の問題;自由主義と革命 ほか)
第3章 トクヴィルをアメリカで読む―一九八五‐一九八六(イェール大学トクヴィル文書について;二つのトクヴィル学会から ほか)
第4章 二一世紀に読むトクヴィル―二〇〇九‐二〇一一(トクヴィル研究四〇年;WHAT IS VIRTUOUS MATERIALISM? ほか)
第5章 トクヴィル生誕二〇〇年とデモクラシーの現在―国際シンポジウム「フランスとアメリカ、二つのデモクラシー?」
著者等紹介
松本礼二[マツモトレイジ]
1946年東京生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は近代政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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