なぜ科学を語ってすれ違うのか―ソーカル事件を超えて

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なぜ科学を語ってすれ違うのか―ソーカル事件を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622075585
  • NDC分類 404
  • Cコード C1040

目次

第1章 サイエンス・ウォーズの情景
第2章 科学者の経験は理解されているのか
第3章 科学哲学は何を問題にしてきたのか
第4章 社会構成主義のニヒリズム派とポストモダン
第5章 三つのキーワード―実在論、客観性、価値
第6章 社会構成主義の自然主義派
第7章 合理的論拠の役割
第8章 科学の民主化
第9章 社会的行動計画をもつ科学

著者等紹介

ブラウン,ジェームズ・ロバート[ブラウン,ジェームズロバート][Brown,James Robert]
トロント大学哲学部門教授。数学の哲学、および科学哲学、とくに自然科学における思考実験の役割に関心をもち、科学的実在論を擁護する立場をとっている。また、大学の営利化に反対する立場からも積極的に意見表明している。カナダ、ケベック州モントリオール生まれ。カナダ王立協会会員

青木薫[アオキカオル]
翻訳家。理学博士。理論物理学、数学をはじめとする自然科学書の翻訳に定評があり、科学読み物ファンの厚い信頼を得ている。数学の普及への貢献によって2007年の日本数学会出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

garth

8
「ブルアは、合理的論拠や翔子が原因となって生じた新年が、かつてひとつでもあったとは断じて認めない」かなりわかりやすく整理してくれるので、社会構成主義の主張が理解できた(ような気がする)。2018/02/04

白義

5
ソーカル事件は科学と哲学の、一体何を浮き彫りにしたのか?その論点を取り出し、深めた、科学と社会の関係を概観するための上質の名著。科学を信じる理性的左翼の立場からソーカル事件の悪影響も良影響もフェアに論じ、さらにはジャーナリスティックな文脈を超え、実在論から見た科学哲学の流れに、科学と民主社会の関係、そもそも科学の方法論まで実に手広くしっかり語っている。結論は、社会構成主義の言う通り科学は社会と切り離せないが、それでも客観的に進歩しているし、民主社会の自由の発展に貢献できる、というもの2012/02/09

魔魔男爵

3
プロゲイ本質主義者「ゲイであることは生物学的に決定されている。それゆえ自然なことであり、ゲイは、ジェンダーや人種に関して他の人たちが享受しているのと同様の法的保護を受けてしかるべきである」 プロゲイ構成主義者「ゲイであることは許容されるべき自由な選択である」 アンチゲイ本質主義者「ゲイは病気であり(遺伝病の可能性もある)治療のために医療措置を施されるべきである」 アンチゲイ構成主義者「ゲイであることは自由な選択だが、邪悪な選択である。他の不道徳なおこないと同じく糾弾されるべきである」2014/04/26

ktytnd

3
科学は価値を背負いつつも客観的であるというのが筆者の主張。話は科学哲学の歴史から認識論、現代における科学と社会の関係にまで及び、入り込んでいて難解だったか、かなり面白い。再読する必要がありそう。2014/01/28

雨野

3
科学は真に客観的であり得るのか。ソーカル事件を踏まえて徹底的に検証する。個々の考察はもちろんのこと、思ってもみなかった立場が多々あり興味深かった。また、なるべく多くの意見に中立的に触れているのも好印象。科学哲学に詳しくなれる。2011/06/13

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