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うつ病臨床のエッセンス―笠原嘉臨床論集

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  • サイズ B6判/ページ数 213,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622074809
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

内容説明

1975年に発表されて以来、今日でも幾度となく言及される「笠原・木村分類」論文をはじめ、「うつ病の病前性格について」など、わが国のうつ病臨床において先駆的な研究を発表し、長らく日本の精神医学の発展を支えてきた著者による臨床論集。

目次

「うつ病中核群」雑感―十年のクリニック外来経験から(二〇〇九)
うつ状態の臨床的分類に関する研究(一九七五)
うつ病の病前性格について(一九七六)
ティーンエイジャーのうつ病(一九七七)
二〇歳台のうつ状態―いわゆる葛藤反応型うつ病をめぐって(一九八九)
うつ病の治療と社会復帰(一九八二)
軽症うつ病について(二〇〇三)
診察室での軽症うつ病の臨床研究(二〇〇五)
クリニックでの小精神療法再考(二〇〇九)

著者等紹介

笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ken Aura

2
笠原・木村のうつ状態分類表 ダム水位の図 半ば演劇の意識2010/12/09

ptamago

1
躁がうつの延長線上にあるという考えにははっとさせられた。いろいろな見方ができる精神医学の中で様々な視点はもっておきたい2011/10/17

dometaro

1
精神科医によるうつ病臨床の現場の知について、細かく書いてある。現在指導していただいている先生に非常に近い考えで取っ付きやすかった。しかし、医者でない心理士という立場で何か出来る事はあるのか、もう少し言えば心理士にしか出来ない事は何か?考えさせられてしまいます。2010/03/12

おたんこなすび

1
「また、うつ病によって生じた『過去の悲劇的肥大』が、過去の心理的外傷体験を強調反芻させるのは日常よくみられる現象だが、これをうつ病の遠い心因と間違えるのも初歩的に過ぎる。内因性という言葉を残したくなるのは、日内気分変動、睡眠・食欲・性欲障害で、いずれも生体リズムの深刻な障害を暗示する」(9ページ☆)とありますが、そうかなあ…と思いますです。だって、心的外傷、それも人格形成期に長期間うけた外傷体験が、その後長く長く「生体リズム」を狂わせて、体のバランスをめちゃめちゃにするのは常識っしょ☆でも面白かったですこ2010/01/24

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