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叛逆としての科学―本を語り、文化を読む22章

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  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622073895
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

物理学や生物学の動向に関わるもの、科学と倫理の問題や科学・核・戦争のテーマ、20世紀の科学の巨人達のエピソード等を収録。

内容説明

文化・科学は汲みつくせないというビジョンが眼前に広がりはじめる―これぞ、科学エッセイの愉悦。

目次

第1部 科学における現代の諸問題(叛逆者としての科学者;現代の異端者―T.ゴールド『未知なる地底高熱生物圏』への序文 ほか)
第2部 戦争と平和(将軍たち;ロシア人たち ほか)
第3部 科学史と科学者(二種類の歴史;アマチュアを称えて ほか)
第4部 私的小論と哲学的小論(世界と肉体と悪魔;神は研究室にいるのか ほか)

著者等紹介

ダイソン,フリーマン[ダイソン,フリーマン][Dyson,Freeman]
1923年、イギリス生まれ。理論物理学者。現在、プリンストン高等研究所名誉教授。素粒子論、宇宙物理学で大きな業績をあげたほか科学技術政策に深くかかわり、核兵器、ミサイル産業、宇宙開発の実地にも通じている。宇宙の究極的運命に関する物理的考察の先鞭をつけたことで広く知られ、科学文明の未来と可能性に関する鋭い洞察と、大胆だが現実主義者の面目躍如たる提言が大きな反響を呼んできた

柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年生まれ。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
第二次対戦後の核軍縮に関わった著者は、研究状況が国家や企業に組み込まれ、資本主義の政治に制御可能な程度に単純化された科学を別の方向へ向ける。New York Review of Booksの短い書評からなる本書は、科学の純粋化や還元主義に制御されやすい単純性を見出し、物理学自体の統一理論にも相対論と量子論の併用を促すなど多様化する科学と多領域との相関を促す通路をあちこちに設けていく。著者は、健全性と不健全性や第一次大戦を生む病理的背景、宗教と科学をユニットとして語りつつ、日常にボーアの相補性を出現させる。2022/03/08

takao

2
書評2022/06/13

ロックとSF、たまに文学

1
肉体、精神、悪魔の書評が一番良かった。sf的創造力が励起される。2021/05/30

サスケ

1
★★★★☆ ダイソン球を提唱した著者の、書評とエッセイをまとめた本。 戦争、政治、科学、SF の世界から宗教まで、これだけ幅広い物事に言及している事に、まず驚かされる。その中でも、バナールの「宇宙・肉体・悪魔」の書評がすばらしかった。バナールの本の内容をもとに、筆者が将来の発展を予測しているが、これがまったくもって人類中心主義の理想的な SF 世界で、このように物事が実現してくのであれば、こんなに嬉しいことはない。この章を書く時には筆者も楽しんだだろうと思われる内容だ。2018/10/23

YTY

1
物理学の巨人による書評・エッセイ集。オッペンハイマーとかゴールドとか科学者たちの逸話が面白い。2012/07/28

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