構造以来の道―哲学論集1970‐1993

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  • サイズ A5判/ページ数 464,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622073536
  • NDC分類 401
  • Cコード C1040

出版社内容情報

『科学革命の構造』が生んだ衝撃と誤解。「パラダイム転換」などの一人歩きに抗して独自の思考を展開していったクーンの後期論文集成

内容説明

衝撃の書『科学革命の構造』以後に公刊された哲学論文集。「科学革命とは何か?」「自然科学と人間科学」ほか、20世紀後半を代表する科学史家・科学哲学者クーンの後期思考の全貌をつたえる。

目次

第1部 科学革命をとらえ直す(科学革命とは何か?;通約可能性・比較可能性・意思疎通可能性;科学史の中の可能世界;『構造』以来の道;歴史的科学哲学の難点)
第2部 註釈と応答(私の批判者たちについての省察;構造変化としての理論変化―スニード形式主義への註釈;科学の中の隠喩;合理性と理論選択;自然科学と人間科学;あとがき;歴史所産としての科学知識)
第3部 トーマス・S・クーンとの討論

著者等紹介

クーン,トーマス・S.[クーン,トーマスS.][Kuhn,Thomas S.]
1922‐1996。米国オハイオ州シンシナッティのユダヤ人家系に生まれる。ハーヴァード大学で物理学を学び、軍務を経て、1949年Ph.D.(物理学)。47年ハーヴァード大学で科学史を教え始め、56年カリフォルニア大学バークリー校に移り、その後、64年プリンストン大学教授、79年MIT教授を歴任、91年に引退。1996年6月17日死去

佐々木力[ササキチカラ]
1947年宮城県生。東京大学大学院総合文化研究科(数理科学研究科兼任)教授。東北大学(在中国瀋陽)講座教授。東北大学理学部数学科卒。76‐80年プリンストン大学大学院でクーンらに学び、Ph.D.(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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