アーティストは境界線上で踊る

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  • サイズ A5判/ページ数 346p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622073314
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

現代アートの世界でいまなにが起こっているのか。草間彌生、大竹伸朗、会田誠、やなぎみわ他、23人へのインタビューと批評。

2008年2月中旬刊行予定

内容説明

日本のアート・シーンに、いまなにが起こっているのか。著者は精神科医として、思春期・青年期の精神病理と向き合ってきた経験をふまえ、ひきこもりからアニメ、文学、アウトサイダー・アートまで、現在進行形の文化現象に鋭く斬り込んできた。本書では、アートを通じて「リアルとは何か」を問いつづけるアーティストたちの、ユニークな創作衝動を抉り出す。ベテランから若手まで、いまもっとも注目されている23人のアーティストへの、当意即妙のインタビューと、怜悧な作家論・作品論が響きあう。カラーも含めて作品写真をふんだんに盛り込んだ充実のビジュアル。展覧会では経験できない、肉声と批評のコラボレーション。現代美術の世界にあらたな事件を引きおこす、待望のクリティック集成。

目次

序論 ヒステリーに抗するアーティスト
草間彌生―象徴の去勢の象徴
できやよい―ロリータ・バロック・できやよい
加藤泉―正しきイマージュの系統発生
中ザワヒデキ―「顔」と「方法」
やなぎみわ―不在の「フェミニズム」
会田誠―ヒューモアとしての美少女論
小沢剛―背中から地蔵になっていくような幸福
木本圭子―エロスと運動のダイヤグラム
ミスター―ヤンキー・ロリコン・ミスター〔ほか〕

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了(医学博士)。現在、爽風会佐々木病院精神科診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理、病跡学。「社会的ひきこもり」の治療、支援に取り組む診療医であり、執筆や講演などによる文化評論活動も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりたまご

3
やっと終了。斎藤先生が楽しそうなのは良いのだけれど、浅田先生といい、どうしてアートを語る学者は「読み手が理解しなくても別にいい」みたいな文章を書くんだろう。文章まで主観的に書いてしまっては、わざわざ本として出版した意味が半減すると思うのだけれど。論文調でいいので、もう少し理解しやすい文章に直してほしい(インタビュー部分はそのままでいい。解説部分のことです)。2013/04/21

アム子

1
好きなアーティスト分だけ完読。他の方のもトライしてはみたものの門外漢には難解でお手上げ。意味や由来、解釈や思想が分かるとより面白くなるものもあるけど(「怖い絵」シリーズとか)、私にとってはそういうものより好きとかきれいとか面白いとかこわいけど見ちゃう、とか、ごく個人的な感覚だけなんだな…というのを再確認、というか諦めにも近い境地です。2013/11/21

tu-ta

0
全部読み終えたわけではないが、もう読むことはないだろうから、読み終わったことにする。読書メモはコメント欄に2013/04/04

mk

0
日本の有名な現代アーティストたちへのインタビューと、インタビュアーによるその作家の分析。手触り感のある語りと小難しい概念分析によって、現代アートが子供の落書きとは異なる理由が、分かったような分からないような気分になれます(笑)はい、非常に楽しかったです。作品の写真がカラー含め多数掲載されているのもうれしい。2009/09/13

まころん

0
なんで読もうと思ったか忘れたけど おもろい 2023/10/29

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