鶴見俊輔書評集成〈3〉1988‐2007

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  • サイズ A5判/ページ数 540,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622073130
  • NDC分類 019
  • Cコード C1395

内容説明

ソ連邦崩壊後のマルクス主義文献、雑誌『朝鮮人』の終りにから『寄生獣』、村上春樹、神谷美恵子管見、世界文学の中の『死霊』、川上弘美『パレード』まで109編。

目次

1 一九八八‐一九九九(一歩兵小隊長が見た地上戦―山本義中『沖縄戦に生きて』(一九八八)
名付親への感謝―上田辰之助(一九八八)
『ヴァイキング』の源流―『三人』のこと(一九八八)
たとえの効用―中沢新一『雪片曲線論』によせて(一九八八) ほか)
2 二〇〇〇‐二〇〇七(いつもそばに、本が(二〇〇〇)
神隠しにあった町―児玉隆也著/桑原甲子雄写真『一銭五厘たちの横丁』(二〇〇〇)
作歌と選歌―近藤芳美(二〇〇〇)
カメラをひいて―加藤典洋『戦後的思考』(二〇〇〇) ほか)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。哲学者。10代で渡米、1942年、ハーヴァード大学哲学科卒業。同年、日米交換船で帰国、海軍バタビア在勤武官府に軍属として勤務する。日本の敗戦後の1946年5月、武田清子、武谷三男、都留重人、鶴見和子、丸山眞男、渡辺慧とともに雑誌『思想の科学』を創刊、編集事務にあたった。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究のサークル活動をおこないながら、京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとり、1960年には安保改訂に反対し市民グループ「声なき声の会」を創設、1965年にはベ平連に参加した。1970年同志社大学教授を辞職。その後は在野で活動をつづけ、現在にいたる。『戦時期日本の精神史』(岩波書店、大佛次郎賞)『夢野久作』(リブロポート、日本推理作家協会賞)など、数多くの著書がある。1994年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

21
ハーバード大学では、社会学のソローキンは左翼に評判がわるかった。『現代社会学説』は明快でおもしろいと思ったという(230頁)。図書館につとめると、本を読まなくなる(242頁)。大学をやめると大学図書館には入りにくくなる(243頁)。それはその通り。下手するとゲートでブザーが鳴ってしまうね。変質者じゃないけどね。加島祥造『タオ』筑摩書房など21Cに読む本とする(269頁~)。猪谷六合雄(いがやくにお)氏は1956年冬季五輪回転で銀メダル(310頁)。2015/11/26

i-miya

1
芸術作品ふたつの効用、役割 (1)作者自身の病癒す (2)作者以外に訴える働き 耕治人 川端康成が耕を世に送る イェーリング ≪ 大庭みな子『津田梅子』 ≫ アデリン・ランマン 矢作勝美 伝記研究者 オールド・メイドの覚悟 高橋敏『国定忠治の時代』 国定村=羽倉外記が代官 飢民救う忠治 なすところなき外記 のちに天保の改革参画の動機 菊池登久子 坂口安吾 長島翠(すい) 桂太郎の女婿 『不連続殺人事件』の舞台 方恋の対象 矢田津世子 牧野信一 北村谷栄 四方田犬彦『魯迅』 その妻朱安2008/04/23

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