鶴見俊輔書評集成〈2〉1970‐1987

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  • サイズ B6判/ページ数 442p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622073123
  • NDC分類 019
  • Cコード C1395

内容説明

オーウェル、花田清輝、林達夫、丸山真男から野坂・五木・井上ひさしを論じた「冗談音楽の流れ」、滝田ゆう、竹宮恵子の漫画、金時鐘『猪飼野詩集』まで57編。

目次

1 一九七〇‐一九七九(オーウェルの政治思想―『オーウェル著作集』第一巻(一九七〇)
動揺するガンジー―エリック・H・エリックソン『ガンジーの真理』(一九七〇)
義円の母(一九七〇)
はじめて読んだ本(一九七〇) ほか)
2 一九八〇‐一九八七(「老い」について考えるための文献(一九八〇)
イギリス民衆芸術覚書―小野二郎『紅茶を受皿で』(一九八一)
書物について(一九八一)
劇学の軽い身ごなし―ケネス・バーク『動機の文法』(一九八二) ほか)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。哲学者。10代で渡米、1942年、ハーヴァード大学哲学科卒業。同年、日米交換船で帰国。海軍バタビア在勤武官府に軍属として勤務する。日本の敗戦後の1946年5月、武田清子、武谷三男、都留重人、鶴見和子、丸山眞男、渡辺慧とともに雑誌『思想の科学』を創刊、編集事務にあたった。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究のサークル活動をおこないながら、京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとり、1960年には安保改定に反対し市民グループ「声なき声の会」を創設、1965年にはベ平連に参加した。1970年同志社大学教授を辞職。その後は在野で活動をつづけ、現在にいたる。『戦時期日本の精神史』(岩波書店、大佛次郎賞)『夢野久作』(リブロポート、日本推理作家協会賞)など、数多くの著書がある。1994年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

28
鶴見氏は狭心症発作があるので徹夜はしないことにしているという(5頁)。私の母も心臓弁膜症、肥大でかなり苦しんだので、気を付けたい。ハーバード大学には4万冊の蔵書。アメリカの国会図書館も4百万冊があったという(8頁)。どれだけすごいのかと思う。読書の舞台は便所(10頁)とも。林達夫には書斎で本を読む人間も生活者だという自負があるというのは重要(120頁)。本の読み方の深さを教える(丸山真男『戦中と戦後の間』237頁)。2015/11/25

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