子どもたちのいない世界

個数:
  • ポイントキャンペーン

子どもたちのいない世界

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622072577
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「いずれは大人になる子どもたちのために。そして、かつて子どもたちだった大人たちのために」。最近の子どもたちはお話を鵜呑みにしたりしないが、それでもやっぱり子どもは子ども、かれらなりの苦悩や純真さ、疑問や希望をもっているものである。

ここにあるおかしくて奇妙な20の物語は、この世界についての詩的な、ときには哲学的な窓を、わたしたちに開いてくれる。この本に出てくるのは、ぶきような妖精、悩み掃除人、悪夢の狩人、人々を幸せにするワクチンを発明する女の子、などなど心やさしい登場人物ばかり。作家フィリップ・クローデルは、慎みぶかく心をこめて、いじめや病気、戦争、死、格差といった、ヘビーで扱いにくいテーマだけでなく、大人になるには克服しなければならない、ささやかな恐怖心やコンプレックスにも取り組んでいる。ベストセラー『リンさんの小さな子』の作者が愛娘に語る、とっておきの20話。ピエール・コップのクレヨン画も、いい感じ。

内容説明

いじめや病気、戦争、死、差別…そしてそれを越える友情と勇気。『リンさんの小さな子』の作者が心をこめて愛娘に贈る、おかしくて奇妙で素敵な20の物語。

著者等紹介

クローデル,フィリップ[クローデル,フィリップ][Claudel,Philippe]
1962年フランスのロレーヌ地方に生まれる。作家・脚本家。小説『忘却のムーズ川』(1999)でデビュー、その後も『私は捨てる』(2000年度フランス・テレビジョン賞)など着実に作品を発表してきた。『灰色の魂』(2003、邦訳、みすず書房、2004)によってルノード賞など三つの賞を受賞。ナンシー大学で文学と文化人類学を教えながら、故郷の小さな町で執筆を続ける

高橋啓[タカハシケイ]
1953年北海道に生まれる。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けろりん

60
献辞に、「うちのプリンセスのために」とあるように、読み聞かせや、子どもが一人で読むのにちょうど良い長さの20編のお話が、ピエール・コップのクレヨン画と共に楽しめる一冊。しかし、お話には、かなりシュールで辛口なものが混じっているのでご用心。でも子どもって、残酷だったり不条理な物が大好きだから…と、愚息の小学校で読み聞かせボランティアをしていた時、五年生の教室で表題作を読んだら、ドン引きされた苦い思い出が。…それはさておき、相聞歌のような『パパ世界について話してよ』『五月はめぐる』は、涙なくしては読めませぬ。2022/01/20

きゅー

8
子ども向けのおとぎ話のようで、むしろ子を持つ親にむけて書かれているような20篇の物語と詩。それらは時として痛ましい現実を描写するが、「五月はめぐる」での父と娘の会話には心打たれる。父はいずれ娘が旅立つことを哀しくも確信し、娘は未来への頼りない希望を夢見ているような、ひそやかな断絶があろうとも、彼らの交流は美しい。そして娘が、これから何度もめぐる五月を今から恋しく思う時に、父は今この一瞬、娘が自分を愛してくれているこの一瞬をとても貴重なものとするその気持ちに、強くうなづいてしまうのだった。2012/04/20

みなみ

6
憲法学者の木村草太がクローデルの「リンさんの小さな子」を薦めていたので読みたかったのだが、たまたまこっちを手に入れたので読んでみた。短い寓話集で、皮肉のきいた内容が面白い。「妖精はつらいよ」の女の子はツッコミが厳しすぎる。妖精は汗どころか涙目だろう…学校のノートが紙を貼られてどんどん太っていく「でぶのマルセル」も面白かった。2020/10/15

刳森伸一

5
子供向けの物語集だけど、クローデルの筆は容赦がないというか、相手が子供だからといって馬鹿にせず真っ向から物語を編んでいて、それ故に大人も楽しめるものになっている。2018/07/09

Maki Uechi

4
★★★★★ クッキー缶に詰め込んだ宝物のようなお話たち。波に削られた瓶の欠片とか貝殻とかチケットの半券とかおいしそうな消しゴムとかをそっと見せてもらったような。ピエール・コップのクレヨン画もすごく良い!素敵な本です。2015/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/567592
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。