内容説明
現行の経済体系のどこに持続不可能な論理が働いているのか?持続可能な社会を考えるとき、デイリーの経済思想を今後避けては流れないだろう。本書はその要点を凝縮した待望のデイリー入門書。
目次
持続可能な発展に関する現代思想の様相
1 経済理論と持続可能な発展
2 政策の運用と持続可能な発展
3 国民勘定と持続可能な発展
4 人口と持続可能な発展
5 国際貿易と持続可能な発展
6 持続可能な発展の経済学における二人の先駆者
7 倫理、宗教と持続可能な発展
著者等紹介
デイリー,ハーマン・E.[デイリー,ハーマンE.][Daly,Herman E.]
ヴァンダービルト大学で博士号を取得。ルイジアナ州立大学教授として20年以上経済学の教鞭をとり、その間セアラ大学(ブラジル)、イェール大学、オーストラリア国立大学などでも客員教授や講師を務めた。1988年から1994年には、環境部門シニアエコノミストとして世界銀行に所属。現・メリーランド大学教授。スウェーデン王立科学アカデミーのベイエ生態経済学国際研究所およびワールド・ウォッチ研究所の理事会員。国際エコロジー経済学会の創設者の一人であり、その学会誌であるJournal of Ecological Economics誌の編集委員を務めている。資源・環境の利用と経済的発展、人口問題などに関する100を超える論文がある。ジョン・B.コブ・ジュニアとの共著であるFor the Common Good(1989;1994)は1991年のGrawemeyer Award for Ideas for Improving World Orderを受賞。1996年にはスウェーデンのもう一つのノーベル賞ともいわれるHonorary Right Livelihood Awardを受賞している
新田功[ニッタイサオ]
明治大学政治経済学部教授。1952年生まれ。専門は統計学、経済統計学。現在は、生活の質の数量化に関する研究に取り組んでいる。環境研究はその一環。専門社会調査士
藏本忍[クラモトシノブ]
明治大学政治経済学部助教授。1948年生まれ。専門は19世紀ドイツ経済史(特に鉄道建設、関税同盟)
大森正之[オオモリマサユキ]
明治大学政治経済学部助教授。1957年生まれ。専門は環境経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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