脳死と臓器移植の医療人類学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 332,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622070832
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0047

内容説明

何を根拠に「死」とするか、完全な意識の消失を何ではかるのか、ドナーとレシピエントをめぐる現状に、いかなる問題が存在するのか。抜き差しならぬ決断の瞬間、解答を導く思考がここにある。

目次

事故死
不鮮明な境界と不確実なモラル
最先端技術
人はいつ死ぬのか
統一化への努力
日本と脳死問題
他者としての科学技術―日本の近代性と科学技術
行きづまりの打開―脳死論争の暫定的解決
社会的な死と葬送儀礼
「人格」の死後も肉体が生き続ける場合
人格が留まっている場合
超越する肉体―キリスト教の伝統と臓器移植
人間の臓器の社会的生命
臓器不足と新しいドナー候補

著者等紹介

ロック,マーガレット[ロック,マーガレット][Lock,Margaret]
1936年、英国ケント州生まれ。カナダ在住。マックギル大学医療社会学部・文化人類学部教授。カナダ・ロイヤル・ソサエティ会員

坂川雅子[サカガワマサコ]
1934年、東京生まれ。東京大学大学院(英語・英文学専攻)修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、現在は翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。