内容説明
政治の混乱、戦争への危機、凶悪犯罪の増加、教育現場の歪み―渾沌に満ちた時代の極限状況の中で、人間への希望を見る強い眼差しを湛えた同時代批評集。
目次
人間について
文化・文明について
社会について
宗教について
民族について
政治をどう考えるか
歴史の認識/戦争再考
教育をめぐって
精神の問題
事件・犯罪の背景
医療の現場を問う
マスメディアについて
震災から学ぶこと
著者等紹介
野田正彰[ノダマサアキ]
1944年、高知県生まれ。北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授などを経て、2004年度より関西学院大学教授。専攻は比較文化精神医学。主な著書に『コンピュータ新人類の研究』(文芸春秋、1987年、大宅壮一ノンフィクション賞)『喪の途上にて』(岩波書店、1992年、講談社ノンフィクション賞)などがある
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