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クビヲハネロ
首をはねろ! (新装版)
原書名:KOPF AB!:Gewalt im M¨archen(Mallet,Carl‐Heinz)

マレ,カール=ハインツ【著】〈Mallet,Carl‐Heinz〉 小川 真一【訳】
みすず書房 (1998/10/20 出版)

307,4p / 19cm / B6判
ISBN: 9784622049579
NDC分類: 943

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詳細

多くの人にとって、メルヘンは楽しい子供時代の思い出であろう。
たとえば有名な「いばら姫」の話―「王子さまのキスで百年の眠りから覚めたお姫さまは、王子さまと結婚しました。
めでたしめでたし。
」だが、これに続く話をどれだけの人が知っているだろうか?
―王子の母親は実は人喰い女だった。
王子が戦場に行ってしまうと、母親は嫁とその子供たちを食べてしまおうと考える。
そして料理人を呼びつけ、孫の一人を料理するように命ずる…このような残酷な場面が、メルヘンの世界にはたくさん登場する。
なぜだろう?
また、どんな意味があるのだろう?
著者マレは、グリム童話の中のさまざまな暴力シーンを取り出して、鮮やかに読み解いていく。
ここに描かれているのは、家庭、政治、国家など、現実の世界の反映であった。
暴力を呼び起こし、それを阻止するものは何なのだろうか?
マレは心理学者でも、精神分析家でもない。
一人の教師が、毎週一度生徒たちに昔話を話して聞かせる、その過程の中からこの本は生まれた。
「メルヘンは太古の現代である」とゲーテは言った。
普遍的な真実、永遠に変わらない要素を、ゲーテはメルヘンのうちに認めていたのである。

暴力の楽しみ
人間狼としての人間―公然の暴力
隠微な暴力
言うことを聞け、いやなら死ね―手きびしい教訓劇
想像の中の暴力
暴力とセックス
お上に逆らう下々
終わりなき暴力

メルヘンに残酷な暴力が描かれるのはなぜか? グリム童話に家族、政治等人間の根源をさぐる。
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