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コテンロン
古典論
外山 滋比古【著】
みすず書房
(2001/08/01 出版)
166p / 19cm / B6判
ISBN: 9784622048107
NDC分類: 904
価格: ¥2,100 (税込)
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詳細
古典はいかにして生まれるのか?
古典はいったい誰がつくるのか?
文学一般を読者と異本の視点から分析し、批評=研究に新しい方法を呈示する画期的論考。
1 典型化の過程(湮滅;風を入れる;伯楽 ほか)
2 異本化の作用(変奏;引用;読む ほか)
3 古典化の原理(排除性;批判原理;視点 ほか)
「いまの文学研究は、原稿至上主義である。初版と再版の二つの版があれば、文句なく初版が定本になる。たとえ、再版が作者の校閲を経ている場合でもなおそう考えられている。この考えは、原稿の段階にも及ぶ。初稿と推敲をうけた稿が併存すれば初稿の方に作者の意図がよりはっきりとあらわれているように見るのが一般的であろう」
しかし、これは本当に正しいのだろうか? テクストはいちばん初めのものが、あるいは、いちばん古いものがいいのだろうか? いわゆる古典と呼ばれるテクストは、古いがゆえに価値があるのだろうか? 『源氏物語』や『徒然草』はなぜ古典なのか? これらのテクストが書かれた当初から「古典」であったはずはない。では、一つのテクストはどのような経緯を経て、古典の地位を獲得するのか?
本書は、われわれが日頃何気なく言い慣わしている「古典」という言葉に疑問を投げかけ、その意味と成立を歴史的に明らかにした画期的な論考である。芭蕉の俳諧における推敲、T・S・エリオットやシェイクスピアにおける詩句に言及しながら、著者は古典成立のメカニズムを鮮やかに立証してゆく。『異本論』のテーマを深めることによって、本書は「外山学」の到達点ともなっている。
◇「読者の解釈が生む「古典」−読者論から古典論へ 外山滋比古氏に聞く」(毎日新聞 2001.8.27 文化欄)
外山さんのインタヴューが載っています。
外山滋比古(とやま・しげひこ)
1923年愛知県に生れる。1947年東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。著書『修辞的残像』(みすず書房、1968)『近代読者論』(みすず書房、1969)『読者の世界』(角川書店、1969)『ことばの習俗』(三省堂、1971)『ホモ・メンティエンス』(みすず書房、1971)『日本語の論理』『女性の論理』『省略の文学』(中央公論社、1973、1974、1976) 『エディターシップ』(みすず書房、1975)『文学の方法』(大修館書店、1976)『ことばの作法』(ダイヤモンド社、1978)『異本論』(みすず書房 、1978)『思考の整理学』(筑摩書房、1983)『日本の修辞学』(みすず書房、1983)『俳句的』(みすず書房、1998)ほか多数。
現在、雑誌 月刊「みすず」で「木石片々録」連載中。
著者紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年愛知県に生れる。1947年東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授
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