出版社内容情報
現代日本の芸術の全頒野を横断して、そのオリジンに屹立する瀧口の、半世紀をこえる全仕事を集成。 海外の詩人・造形作家の動向を紹介。戦後活発に展開される芸術運動に対し、鋭い批評眼を向ける。
目次
1 詩について(海外詩消息;現代詩と絵画;詩と造形の世界;結晶の造形詩;詩と音楽によりて―フランス・タピスリの再興;パリのスタイン嬢;エリュアールの声;詩とタイポグラフィ;E・E・カミングズと私 ほか)
2 造形論(抽象と具象―抽象芸術ノート;アメリカにおけるバウハウス運動;フランス絵画の新世代について;新しきエコール・ド・パリ;前衛絵画の実体;海外前衛絵画の動向;ヘンリイ・ムアとベン・ニコルソン;アメリカ美術の消息;フランス現代版画の話;抽象芸術とピューリスム;サロン・ド・メェを迎えて;抽象芸術の論争;素朴な画家たち;モダン・アートをめぐって ほか)