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出版社内容情報
西洋の素描に数多い盲目というテーマの、神話的思想的意味を、絵の読解を通して語る哲学の冒険。
内容説明
見ることは信じること。素描をめぐって盲目、自画像、父と子、直観と信憑、判断停止と懐疑、記憶の作用、喪とナルシシズムなどの問題群が高密度に展開される。絵画を読むデリダ的思考の冒険。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nranjen
5
1990年にルーブルでpartiprisと題された展覧会が行われた際にデリダが依頼された文章。顔面神経麻痺と母病の大変な時期の作品らしい。絵画数多く文章も読み応えあり。強引に3つに分けると、盲者について描かれたキリスト教の題材、線描というものの特殊性、自画像の視点と記憶、で本文が構成され、最後にミルトン『闘技士サムソン』、アウグスティヌス『告白』、ニーチェ『この人を見よ』の引用をふまえ盲者とは、ということについて結論する構成だと捉えることができると思う。アウグスティヌスの「盲者の視」がくる予感が当たった。2019/02/19
瀬希瑞 世季子
2
ヤバいことが書いてある2022/07/20
表のちくぐん
1
なんもわからんかった