出版社内容情報
時代と民族と哲学と。ブーバー、ツェラン、デリダほか著者につながる13の固有名たちを論じる。
内容説明
過ぎ去ったひと、同時代の哲学者、ユダヤ人作家…。著者レヴィナスの人と思想につながる12の固有名たちをアルファベット順に論じた本書は、われわれの時代と民族と、それを引き受ける個人の思索の偉大な力とを十全に伝える。初の作家論集。
目次
アグノン 詩と復活
マルチン・ブーバーと認識の理論
マルチン・ブーバーとの対話
パウル・ツェラン 存在から他者へ
ジャンヌ・ドゥロム ペネロペーもしくは様相的思考
ジャック・デリダ まったく別の仕方で
エドモン・ジャベスの今日
キルケゴール 実存と倫理
『生けるキルケゴール』をめぐって
ジャン・ラクロワ 哲学と宗教
ロジェ・ラポルトと幽き沈黙の声
マックス・ピカートと顔
プルーストにおける他者
ヘルマン・レオ・ファン・ブレダ神父
ジャン・ヴァールと感情
無名 旗なき名誉