心理学的医学

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  • サイズ B6判/ページ数 273,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622023203
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C1011

内容説明

「心理学は病気の治療に役立つようになったであろうか」というテーマでなされた講義『心理学的治療』(全3巻)を、一般的な観点から、精神療法の方法とその基本理念に着目してまとめられている。多様な治療法の発展をその起源に遡りながら紹介し、心理学的現象および有効な治療法がどんな法則によっているかを追究、それらの治療法が成功するためには、どんな条件下で適用されるべきかを明らかにしている。

目次

第1部 精神療法の萌芽(奇蹟、動物磁気;動物磁気説より派生した諸治療;宗教活動から派生した治療;精神‐生理学的治療)
第2部 精神療法の原理(倫理的動向;自動症の利用;経済論的心理学;心理学的獲得物)
第3部 精神療法の課題(適用の問題;精神療法)

著者等紹介

ジャネ,ピエール[ジャネ,ピエール][Janet,Pierre]
1859‐1947。パリに生まれる。フロイトとならぶ代表的心理学者。19世紀末サルペトリエール病院でヒステリー、解離の心理学的治療に携わり、外傷性記憶、意識下固着観念、意識野の狭窄、交代性人格、心理学的エネルギー、心的緊張、心的傾向(人格)の階層構造など重要な諸概念を提唱。後年は、ヒステリーから強迫観念、精神衰弱の病理学的考察に視点を移し、それらの論考をコレージュ・ド・フランスで「社会的人格の研究」と題して講じている

松本雅彦[マツモトマサヒコ]
1937年に生まれる。精神科医。1964年京都大学医学部卒業。阪本病院、京都大学精神科勤務を経て、京都大学医療技術短期大学部教授、京都府立洛南病院院長、京都光華女子大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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