精神科医のノート

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622023142
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C1047

出版社内容情報

巧みな文章で臨床の現場から描く、精神科医的風土のスケッチは読者を現代の問題へと嚮導する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

8
表紙のフォントに昭和を感じる、1976年著。この本は1997年の18刷なので、よく読まれている…この頃には精神科医がタレントよろしくテレビに出演して本を書きまくるようになってしまった。『新・精神科医のノート』もこの年に出版したようだ。いずれ読もう。 人柄や知性というものはその人の文章に表れる。笠原先生の文章は穏やかで読みやすいが、論点は鋭い。まだご存命(93歳)。 それはともかく、11のテーマで書かれた「小論文とも随筆とも解説ともつかぬ妙なもの」の多くは時代を経て読む価値があった。→続く2021/12/02

ユキ

1
木村敏氏の著書がもともと好きで、その繋がりで精神病理学を専門とする人を探していて見つけた本。木村氏の著書は精神病理学に加え哲学も含まれた内容が非常に面白いが、この方は精神病理学一筋。読んでいて「癒される」と形容してしまうくらい、氏の患者の病理に対する包容力や親和性を感じた。私が好きで読んできた「ユキの日記」の編集をした方だと気付いたのがこの本を読み終える辺りだったので、その偶発的な関連性の発見をしたときの嬉しさというか、感動してしまう気持ちというか、終始温かみに溢れた読書体験をした。良き出会いだった。2016/12/20

TTT

0
「二重の見当識」の章が面白い。精神科医は、悩むのも悩みを聴くのも好きなんだな。2009/08/14

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