生きられる時間〈2〉現象学的・精神病理学的研究

生きられる時間〈2〉現象学的・精神病理学的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622022275
  • NDC分類 493.7

出版社内容情報

ベルグソンとフッサールを内化した現象学的・精神病理学的時間論。精神病者の空間・時間的構造。
1973年初版

内容説明

ミンコフスキーの著作として『精神分裂病』とならび名声をもつ本書は、フッサールの流れをくむ哲学と、精神病理学の鮮やかな結晶と言えよう。1972年11月に世を去るまで終始野にあった著者の、豊かな臨床経験にもとづく独自の人間への洞察は、深い静かな感動を呼びおこさずにはおかない。異常者の世界から、生きられる時間・空間を追究していった本書は世界的な影響力をもつ。限定復刊。

目次

第2編 精神障害の空間―時間的構造(研究の一般的方向性;原因的障害の概念と精神障害の構造分析;精神分裂病;躁鬱病;鬱状態のいくつかの特殊形態 ほか)

著者等紹介

ミンコフスキー,E.[ミンコフスキー,E.][Minkowski,Eug`ene]
1885‐1972。1885年3月17日ロシアに生れる。1909年ミュンヘン大学医学部卒業。1910年にはロシアの医師国家試験にも合格。1913年妻ミンコフスカ・フランソワーズを伴ってミュンヘンに戻る。1914年第一次大戦勃発のため、ミュンヘンからチューリッヒに逃れ、ブロイラーの助手となる。1915年にはフランスに渡り、フランス軍に加わった。戦後パリのいくつかの精神病院に勤務。哲学者としても在野のまま通していた

中江育生[ナカエイクオ]
1933‐1969。1959年京都大学医学部卒業。精神医学専攻。1964‐66年フランス留学。元静岡労災病院精神科部長

清水誠[シミズマコト]
1933年生まれ。1958年東京大学教養学科フランス分科卒業。哲学専攻。武蔵大学名誉教授

大橋博司[オオハシヒロシ]
1923‐1986。1946年京都大学医学部卒業。精神医学専攻。元国立京都病院長。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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