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社会理論の現代像―デュルケム、ウェーバー、解釈学、エスノメソドロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 361,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622017677
  • NDC分類 361

出版社内容情報

1986年初版

内容説明

本書は、デュルケム、ウェーバー、マルクスなど古典社会理論を、現代社会の歴史的現実および課題と関連させてたんねんな、と同時に犀利な解釈を加え、それら理論のアクチュアルな意味をみごとに抽出し、しかもハーバーマス、解釈学、エスノメソドロジーなど今日的な社会学の潮流の考察をも併せ、古典理論の現代への媒介の意味深い試みとなりえている。例えば「社会思想史における四つの神話」は、著者ギデンズの古典理解の基本的な視角とその論点の扱いを示したもので、これまで自明とされていたテーゼやその前提的臆説にあえて挑戦し、それらの脱神話化をおしすすめている。そして“マルクスとウェーバー問題”についても両者の背景を地道に追うという作業のなかから定型的理論像の再検討を試み、さらに自殺の理論や行動という古典的主題にも新鮮な光を投じる。

目次

序論 今日の社会科学におけるいくつかの争点
第1章 機能主義―戦いを終えて
第2章 ハーバーマスの解釈学批判
第3章 解釈学・エスノメソドロジー・解釈的分析の問題
第4章 マルクス、ウェーバーと資本主義の発展
第5章 社会思想史における四つの神話
第6章 デュルケムの政治社会学
第7章 デュルケムの著作における「個人」
第8章 自殺の一理論
第9章 タルコット・パーソンズの著作における「権力」

著者等紹介

ギデンズ,A.[ギデンズ,A.][Giddens,Anthony]
1938年生まれる。ハル大学およびロンドン・スクール・オヴ・エコノミックスに学び、ケンブリッジ大学社会学教授ほか、アメリカ、カナダ等で多くの大学の客員教授を歴任。1997年以来ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)学長

宮島喬[ミヤジマタカシ]
1940年生まれる。東京大学大学院を経て、現在立教大学教授

江原由美子[エハラユミコ]
1952年生まれる。東京大学大学院を経て、現在東京都立大学教授

森反章夫[モリタンアキオ]
1952年生まれる。東京大学大学院を経て、現在東京経済大学助教授

儘田徹[ママダトオル]
1957年生まれる。慶応義塾大学大学院を経て、現在愛知県立看護大学助教授

本間直子[ホンマナオコ]
1957年生まれる。お茶の水女子大学大学院博士過程満期退学

田中秀隆[タナカヒデタカ]
1958年生まれる。東京大学大学院博士過程を経て、現在財団法人三徳庵専務理事

百々雅子[ドドマサコ]
1952年生まれる。お茶の水女子大学大学院を経て、現在山梨県立看護大学短期大学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。