神谷美恵子著作集 〈5〉 旅の手帖より

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622006350
  • NDC分類 914.6

出版社内容情報

1942年から70年のエッセイ。著者の青春の鼓動から病める人を思う深い慰めと英知に満ちた境地。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

42
神谷美恵子が29歳(1942年)から57歳(1970年)に亘って発表したエッセイ、講演、座談会の記録を年代順に集めたもの。清らかな魂の持ち主の著者が至った高貴な人格、その形成過程の軌跡を窺い知ることができる。尊敬に値する著者の世界を満喫。印象深かったのは、父前田多門と新渡戸稲造の繋がりが知れる「亡父前田多門を語る」「父(前田多門)の人間像」。他にも「W.デュークのこと」「ミッシェル・フーコーとの出会い」「シモーヌ・ヴェーユの軌跡」等々。気付き・学びに溢れていた。繰返し読んで行きたい貴重な著作の一つ。2015/06/06

shishi

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[A]神谷美恵子さんのエッセイ集。父・前田多門について、長島愛生園について、生きがいについて、若者について、シモーヌ・ヴェーユやM.フーコー、バッハの音楽について。テーマは色々でも、各文章には著者の思想が散りばめられ、読む度ハッとさせられる。著者の明晰な思想と穏やかで博愛的な精神、人間を愛する心がじんわりと身に沁みた。この人も文章がいい。素直で飾らない。それだけに思想や感性の素晴らしさが際立つ。2011/05/22

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