近代文化史―ヨーロッパ精神の危機・黒死病から第一次世界大戦まで〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 300,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784622006084
  • NDC分類 230.5

出版社内容情報

中世の食卓から天国の有様まで、逸話とスキャンダル満載で語る。自在な精神による文化史の傑作。

内容説明

中世の食卓情景から鞭打ち苦行者、ラファエロやミケランジェロの芸術、ルターの功罪、新大陸の発見まで、地上の現実から天国にいたる宇宙の森羅万象を、フリーデルは軽妙かつ辛辣な筆致で説き語る。

目次

序 文化史とは何か、人は何のために文化史を学ぶか
第1部 ルネサンスと宗教改革 黒死病から30年戦争まで(中世の魂;潜伏期;ラ・リナスチータ―再生;理性の闖入;ドイツの宗教;サン・バルテルミーの夜)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

3
唯物論嫌いのフリーデルによる、逸話とスキャンダルに満ちた軽妙な近代史。この巻では、1348年のペストの大流行から、三十年戦争の直前までが語られる。各時代の文化・習俗についての部分がとりわけ溌剌としていて、中世の食卓や同業組合内部の独自のしきたり、街道や市場の様子、ドイツの美術工芸品のきめ細やかさや人文主義者たちの外交術、ラファエロの悪口や性病の流行、風刺文学やエリザベス朝の人々の暮らしぶりが詩情豊かに活写され、当時の喧騒や笑い声までが聞こえてくるようだ。2022/12/04

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