人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて―

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人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて―

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621086353
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C0047

出版社内容情報

本書は、人類の歴史における悲惨な感染症の今日的視点・影響と科学・医学の進歩によってそれを減少化・克服してきた歴史、現在から将来への課題を鋭く提言する。

また微生物の歴史での著名人の通説を今日的視点で問い直し、本当にそうであったのか、また作られた伝記「野口英世ものがたり」を当時交流のあった人々の証言を解き明かし、歴史物語に終らぬ、現在も続くわが国のワクチン行政の課題を浮き彫りにする。

〇ワクチン研究開発者が語る、歴史時代からの10大感染症の新たなエピソードとその秘められた謎

〇感染症にまつわるエジプトのミイラから古今東西の図版100収載

〇病原微生物の利己的遺伝子による驚くべき進化をわかりやすく解説

〇ポリオ,麻疹,風疹,インフルに対するタミフルなど,官僚ワクチン行政の齟齬・課題を鋭く提起

目次案
1.ペストは寝ている?―掲載人物 カミュ・シェイクスピア・ハメルンの笛吹き男・北里柴三郎
2.天然痘は今どこに?-ラムセス5世・聖武天皇・藤原道長・孝明天皇・緒方洪庵
3.インフルエンザ―エゴン・シーレ・辰野金吾・島村抱月
4.ポリオ―どこから来たのか?―縄文人・ルーズベルト・ノーベル賞受賞エンダース
5.麻疹(はしか)―ハワイコナとカメハメハ2世・徳川綱吉・北條時頼
6.ウエストナイルウイルス―アレキサンダー大王
7.ハンセン病から梅毒
8.風疹と胎児―大リーガー カーティス・プライド
9.炭素菌と超多剤耐性菌の逆襲―高杉晋作・石川啄木・コッホ
10.医療の官僚組織は素人集団か?

目次は予告なしで、変更となることがございます。

内容説明

なぜ、感染症は絶えないのか?なぜ新たな感染症が出現してくるのか?人類はどのように感染症と戦って生き延びてきたのか?科学はこの見えないものへの怯えをいかに減らしてきたか?そして、我々は、どこへ行くのか?―。

目次

第1章 「人は得体の知れないものに怯える」
第2章 「天然痘の根絶 人類初の勝利」―ラムセス5世からアリ・マオ・マーランまで
第3章 「ペスト」―中世ヨーロッパを揺るがせた大災禍
第4章 「ポリオ」―ルーズベルトはポリオではなかった?
第5章 「結核」―化石人骨から国民病、そして未だに
第6章 「麻疹」―天然痘と並ぶ2大感染症だった
第7章 「風疹」―母子感染による難聴の野球選手
第8章 「インフルエンザ」―人類に最後まで残る厄介な感染症
第9章 「ウエストナイルウイルス」―アレクサンダー大王の死因?
第10章 「ネットワークで感染症に備える」―今日りんごの木を植えよう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

24
人々の交流の地域的な拡大とともに広がり、時には有力者も犠牲になり、歴史を変えるきっかけにもなった感染症の影響の大きさと、それらと戦ってきた人類の歴史を網羅しています。医学的な側面だけでなく、社会への影響にも触れています。医学に詳しくない私にも興味深い内容でした。予防の大切さも理解できました。2020/04/09

ののまる

14
結核、ペスト、天然痘から現代のSARS、新型インフルエンザまで網羅。専門外の一般読者にもとても分かり易い。病気の発見や克服の歴史だけでなく、社会に与えたその影響や人間の心理面までに渡り、底流には著者の信念や人類が生きるためにしてきた努力への信頼、或いは憤りが強く込められていて(時々「!」で強調されてますが 笑)、専門的解説書(入門書かな?)なのに所々涙ぐんでしまったのです。最終章の提言は感染症対策第一線でやってきた著者の渾身の力、入ってます!素晴らしい仕事だなぁ。2015/09/24

きゃれら

9
新型コロナウイルスが日本でも流行り始めた初期、大型書店の専門書コーナーで見つけ手に取って買った本。専門的かつほとんどエンタメ要素はないのに一気に読めた。読めば、人類の歴史がいかにwith感染症だったのかが納得できる。人類がゼロに追い込めた感染症はいまだ天然痘だけという事実も認識できる。ワクチンをめぐっても慌てて大失敗の歴史も書いてある。スペイン風邪も細菌由来(もちろん本当はウイルス)だと間違えてワクチンを開発し接種した過去がある。ここに挙げられている感染症に比べ、新型コロナの大したことなさは、半端ない。

funuu

8
感染症は昔もあり企業経営に影響を与えてきた。本書は感染症よりも経営における資本家と経営者と従業員の関係の話が多い。企業はやはり利潤が上がるのが必要。そこから従業員の福利厚生も進む。企業が成長過程にある時期に在籍した株主経営者従業員は幸福。高度成長期は日本経済は永遠に成長するみたいな勘違いが日本にはあった。やはり人口増加策をとる必要があった。今2億の人口があれば問題も最小化されたろう。2021/08/11

まあやん

7
人類は過去も現在も未来も感染症と付き合っていかなくてはいけないんだな。 難しいところは飛ばし読みしちゃったけど、科学によって不安は軽減できるが、なくなることはないよな。過去の偉大な研究者に感謝しつつ未来に向かってりんごの木を植えるのは専門家、そして世の中作ってるみんながそれぞれにかな。面白かったし、読んで感染症について少しはわかったかな。2020/08/13

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