内容説明
薬剤師として、薬の研究者として医療を担う上で必要な倫理とは何か?―社会との接点で生じる様々な医療問題を解決するための拠り所となる医療倫理は、薬害問題や医療過誤等をうけ、現在の薬剤師国家試験の必須出題分野となっている。本書は、薬学部で実際に「医療倫理」を教えてきた執筆者が、薬剤師・薬学研究者のあるべき姿について、重要テーマを取り上げてわかりやすく解説した標準テキストである。
目次
序章 今なぜ薬学の医療倫理(薬学倫理)が必要なのか
1章 生命倫理の方法と医療倫理
2章 患者の権利と生命倫理
3章 臨床研究の倫理
4章 新薬開発の倫理
5章 薬剤師の倫理
6章 薬害と生命倫理
7章 生殖医学と生命倫理
8章 脳死・臓器移植と生命倫理
9章 終末期医療と生命倫理
10章 先進医療と生命倫理
著者等紹介
松島哲久[マツシマアキヒサ]
大阪薬科大学薬学部教授。1948年生れ。京都大学大学院文学研究科修了。研究テーマは現代フランス哲学、医学哲学、医療倫理、環境倫理
盛永審一郎[モリナガシンイチロウ]
富山大学大学院医学薬学研究部教授。1948年生まれ。東北大学大学院文学研究科中退。研究テーマは実存倫理学、応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。