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現代社会の倫理を考える〈第14巻〉家族の倫理学

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621079119
  • NDC分類 150.8
  • Cコード C1312

内容説明

「家族」をめぐる今日的な問題、子どもの虐待や若者の居場所がない現実を踏まえつつ、現代のBYJ(ペ・ヨンジュン)人気が提示しているものを掘り下げていく。また、社会の学校化現象に敢然と挑む大瀬敏昭校長を中心とする浜之郷小学校の教育実践を取り上げて、筆者自身がライフワークにしているアーレントの「世界」概念に繋げながら、これらを、これからの家族のあり方のヒントとして考えていく。野心的家族論を展開。

目次

「家族」とは
「理想の家族」の神話の誕生まで
家族神話の崩壊
多様な家族の在り方
親になることと子どもとの関係
個を単位とした家族―伊田広行の『スピリチュアル・シングル宣言』
非行と家族の関係
少子化問題―子生み機械論の背景にあるもの
専業主婦のこれから
教育政策における「家族」の問題
浜之郷小学校の軌跡と奇跡
「BYJ家族」―新しい家族のモデルとして
ハンナ・アーレントが目指した関係性の中に生まれる「世界」

著者等紹介

志水紀代子[シミズキヨコ]
追手門学院大学心理学部教授。大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。大阪大学助手、追手門学院大学専任講師をへて現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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