保全生物学―生物多様性のための科学と実践

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保全生物学―生物多様性のための科学と実践

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  • サイズ A5判/ページ数 378p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621074268
  • NDC分類 468
  • Cコード C3045

内容説明

本書は保全生物学の入門書を意図している。保全生物学は21世紀にはわれわれにとって最も重要なもののひとつになるだろう。これは、遺伝子、種、および群集を枯渇させずに利用できるよう自然界についての情報をもたらすことにつとめ、われわれの惑星の豊かさを特徴づける生物の多様性を維持することを目的にしている。われわれは重大な挑戦を受けているが、それに正面から向かい、われわれがこの仕事を行なうための道具となるような知識を急いで開発しなければならない。このテキストは主として大学生レベルの教材として書かれたものである。本書は、読者が生物学についての基本的な知識を持ち、またある程度は生態学について知っているという前提で書かれている。

目次

自然界
世界の主要な生態系
人間の影響
生息地の破壊の影響
生息地のかく乱の影響
持続不能な利用
保全生物学の起源
保護区の選定
保護地域のデザインと管理
種の保護(生息地での保全;生息地以外での保全と再導入)
景観スケールの保全
進化プロセスを保全する
生態学復元
科学を実践へ

著者等紹介

井田秀行[イダヒデユキ]
1996年広島大学大学院生物圏科学研究科博士後期課程修了。学術博士。専門は森林生態学。長野県自然保護研究所研究員を経て信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設助教授

大窪久美子[オオクボクミコ]
大阪に生まれる。大阪府立大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士。千葉県立中央博物館学芸研究員を経て信州大学農学部助教授。半自然群集の解析と管理について研究

倉本宣[クラモトノボル]
1955年東京都立川市生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。東京都庁(造園職)を経て、明治大学農学部。日本の環境と文化に根差した保全生物学の確立を目指している

夏原由博[ナツハラヨシヒロ]
大阪府立大学大学院助教授。京都大学大学院農学研究科博士課程中退。カスミサンショウウオのメタ個体群の解析やアラル海で発信機によるペリカンの生息地解析などを行っている
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