エンジニアのための微生物腐食入門

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621073698
  • NDC分類 566.76
  • Cコード C3057

内容説明

直接、間接的に影響を与え見え隠れしつつも正体を捕まえることができない忍者のような微生物腐食(MIC)であるが、本書ではできる限り分かりやすく解説することを基本に据えて記述してある。本書は全体が5章で構成されている。まず、第1章微生物と腐食では後の各論への導入章として、各種微生物と腐食の関係などMICについての全体的な概論が記述してある。第2章事例と対策では、MICが問題となっている五つの環境、すなわち土壌、淡水、海水、下水、油井について実際どのような問題があってどのように対策をとっているか書かれている。第3章モニタリングでは、単に腐食のモニタリングではなくMICのモニタリングという観点から種々のモニタリング技術の適用例について述べてある。第4章防止対策では、塗覆装、カソード防食、バイオサイドという三つの代表的なMIC防止方法について記述してある。第5章基礎では、MICの研究を始めたい人やすでに研究を行っているがもう少し深く研究がしたい人を対象に微生物学の基礎知識、生物皮膜の基礎知識、具体的な実験・解析方法、MICに関連する腐食電気化学について解説してある。

目次

第1章 微生物と腐食(微生物と金属腐食とのかかわり合い;微生物の代謝、物質循環と腐食の関係 ほか)
第2章 事例と対策(土壌環境;淡水環境 ほか)
第3章 モニタリング(腐食モニタリングとは;微生物モニタリング手法 ほか)
第4章 防止対策(塗覆装;カソード防食 ほか)
第5章 基礎(微生物学の基本知識;バイオフィルムの基礎 ほか)

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