内容説明
クローン人間、幹細胞、ゲノムプロジェクト、ＤＮＡチップ、免疫…、「２１世紀における最後のフロンティア」と喧伝される生命の様々な謎が解き明かされつつある現在、自分の健康に直結することやＳＦ的な好奇心と恐怖から、生命科学は常に身近なものとして興味の対象となっている―本書では、第一線で活躍している筆者が、それらを理解するための基礎をしっかりとおさえた上で、２１世紀の生命科学のゆくえを、具体的に描いていく。大胆予想の「２１世紀・生命科学“予測”年表」は必見。
目次
第１章 期待と不安が交差する生命科学―序にかえて
第２章 これからの生命科学
第３章 蛋白質研究はどこまで進むか
第４章 遺伝子研究はどこへ向かうか
第５章 クローン技術がもたらすもの
第６章 幹細胞による夢の再生医学
第７章 ゲノムプロジェクトの光と陰
第８章 免疫学はどこまで進むか
第９章 遺伝子工学はどこまで進むか
第１０章 夢の特効薬はできるか
第１１章 脳科学の可能性をさぐる
第１２章 疾患のカギを握る細胞死
