丸善ライブラリー<br> 満州の誕生―日米摩擦のはじまり

丸善ライブラリー
満州の誕生―日米摩擦のはじまり

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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784621051849
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0221

内容説明

19泊20日にもわたる“満鮮支”修学旅行を体験し、卒業後は就職の場を求めて大陸へと渡っていった商業学校の生徒たち。満鉄総裁になった旧友・中村是公の招きで満州を訪れた夏目漱石が、その目でとらえ、書き残したもの。アメリカの鉄道王が日本政府とかわした満鉄共同経営の約束を電報一本で反古にされた「ハリマン事件」の真相など、日本の敗戦とともに消滅した“満州”にまつわる歴史と人の生きざまを掘り起こす。

目次

第1章 驚くべき修学旅行
第2章 満鉄を買いに来た男―ドキュメント・ハリマン事件
第3章 ハリマン事件の裏側
第4章 満州誕生
第5章 二人の満州訪問者―夏目漱石と伊藤博文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kotaka Yuji

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満洲と満鉄を、商業学校の修学旅行生・アメリカの鉄道王ハリマン・日本軍部・夏目漱石・伊藤博文の目を借りて描き出しているのだけれど、それぞれが見ている方向がバラバラでなんだか散漫な感じ。2015/11/16

ハンギ

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戦前の九州の高校では修学旅行に19泊20日の満州旅行へといっていたそうだ。そういう話から始まって、いろいろと満州の話をするけど、主にはハリマンが行った満鉄の共同経営工作について書いているけど、著者の大胆な推測を元に話をしているところもあり、信じ込むことはできないけど、面白い話だろうと思います。それと満州になる前に旅順とか大連に来たのは女性の売春婦が多かったという話を聞いて、感慨深いものを感じた。彼女たちは一体何を思って、異国で性産業についたのだろう、想像力を刺激される。2011/06/02

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